鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

心の花束を贈りたい--森茉莉さんの随筆

2007-09-20 20:53:28 | Weblog
またまた暑さ復活・・・。今年の夏は超しぶとい・・・。

今日の3分間スピーチは、気持ちいいくらい滑りまくりました。
もう、砂時計の砂が落ちる前にネタ切だし・・・。
今月は、終わっちゃったから、もういいや・・・(毎月そう思いますけどね・・・)。
スピーチのお話は、ひとまず終了。


さて、文豪・森鴎外の長女で、随筆家・小説家の森茉莉さん・・・。
彼女のエッセイ(・・・と書くとなんか軽い感じがするんですが・・・一応、明治生まれの方ですんで、どうしようかなとも思いましたが、随筆だとちょっと重いみたいな気がするんで、エッセイってしときます)に、彼女が大好きな俳優さんや歌い手さんに毎日、心の花束を贈っている・・・というのがあるんです。

実は、ワタクシも最近・・・そんな感じなんですね。
大好きなアルバムを聴いているとき、花束を贈りたくなります。
薔薇がいいかな・・・。
実際には、遺伝子とかの関係で、天然では、できないみたいなんだけど、Blue・・・の薔薇。
やわらかな優しい淡いブルーの薔薇を送りたいアーティストの方々がいます。
・・・誰ですか?
ふふふ・・・秘密です・・・!だって、ここに書いちゃったら、毎日、Love letterになっちゃいますもの(たぶん・・・)。

薔薇の色は、日によって違うんですよ。心の花束なんで、いろいろな色があるんです。


森茉莉さんが、花束を贈っていらしたお相手は、ジェラール・フィリップとか、ピーター・オトゥール、シャルル・アズナブウルだったかな・・・。

下北沢のお風呂のない四畳半で、貧乏の上に『赤』がつくほどの暮らしをされたこともあるけど、貴族の魂を持った森茉莉さんは、四畳半をフランスのパリの高級アパルトマンにしてしまうほどの想像力で、貧乏を楽しんでいらした・・・。

世間ズレした筋金入りのお嬢様だった森茉莉さんのエッセイは、私の想像力をもかきたてるのです。


―強い想像力を備えた人は、構造的に幸福である―

闘う?哲学者・内田樹さんの『知に働けば蔵が建つ』の帯にあったコピーです。