鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

リリパット・アーミー『獅子の嗣子~月華~』

2007-09-28 21:31:04 | 演劇・映画
もうすぐ、10月だというのに、気温30℃だって・・・。
紅葉の錦の衣を着た立田姫(龍田姫かな?)の訪れも遅れそう・・・。

秋のあのどことなく寂しい雰囲気もまだチョット先になりそうです。

まだ、半袖も大活躍してるしな・・・。

ワタクシ、8月の終わり頃から9月の中旬頃にかけて、もう5年くらい毎年、観ている演劇ビデオがあります。
5年くらい前ってまだ、DVDが今ほど普及していなくって、この作品を購入するときは、DVD化されておりませんでした。
関西系の劇団リリパット・アーミー『獅子の嗣子~月華~』。

上演されたのが、2000年10月--下北沢・本多劇場。

・・・で、ビデオ化されたのが、2001年か2002年だったかな。

丁度、夏の終わり頃のお話。

作家でコピーライターの中島らもさんの立ち上げた劇団で、座長は、わかぎえふさん。

中島らもさんは、朝日新聞連載の『明るい悩み相談室』で、毎回、とてもおかしく、楽しい解答をされていて、一度、中島さんの劇団を見てみたいと思っていたので、この『獅子の嗣子~月華~』を観にいきました。
たしか、3年くらい前だったと思いますが、中島さんは、怪我で亡くなられて、帰らぬ人となりましたが・・・。
まだ、50歳を少し過ぎたばかりだったと思いますが・・・。
生前の中島さんの出演されたお芝居は、何故か1本も観ていない・・・それがとても残念でたまらないのです。
本は、何冊か読ませていただいていたのですけども・・・。


秋の気配のする夏の終わり頃、時代は、戦国時代がやっと終わって平和な世の中になった時代、
小国大名に降ってかかった難題解決に、助っ人を頼まれた当代随一の興行師・菊之助。
彼をめぐる大名安達家と宿敵・松平家&赤目忍者の死闘・・・なんて書くと、シリアスなお芝居みたいですが、コメディ・タッチの面白いお芝居なのです。

毎年、9月の中頃、このお芝居を見たくなる・・・のに、今年の9月は、まだ、この作品を見ていない・・・

立田姫のおとずれの遅い秋・・・。