鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

秀山際九月大歌舞伎(夜の部)観てきましたぁ~。

2007-09-09 10:58:06 | 演劇・映画
夏が、また復活したような残暑です。

昨日、電車の窓からみた利根川は、台風9号の名残りで、かなり増水しておりました。
すごい雨だったようで・・・。

秀山際九月大歌舞伎(夜の部)を観てまいりました。

歌舞伎は、上演時間が5時間前後と長いんで、他の演劇と比べて、必需品が多いです。
まず、チケットは、忘れてはいけません(当然ですね・・・)。
次は、食料を調達しとかないと・・・・昼の部は、昼食時に、夜の部は、夕食時にかかってしまうんで、お弁当(食料)は、持参するのが、よいですね(歌舞伎座のなかにもいろいろ売店がありますけど・・・)。
ワタクシは、歌舞伎座の近くの三越の美濃吉にて、いつもお弁当を調達。
お茶は、自動販売機で、Get!
開演前には、歌舞伎座内(二階)の芝居茶屋にて、本日の甘味を下見(開演前と休憩時間の最初の頃は混雑しているんで、一寸、時間をずらしていくと待たなくて済むようですよ)。
座席について、開演を待つ・・・このひとときが、結構至福でございます。


さて、9月の演目。

壇浦兜軍記==阿古屋役の坂東玉三郎さん・・・相変わらず、お美しくて、この方は、床に足がついていないんじゃないかと思うくらい、隠れた羽があるのかなと思わせる優雅な動き、あの遊君の衣装を身に纏ながらの地上の重力の束縛を感じない・・・。
まばたきをするたびに、風がそよぐカンジだし・・・。
身の潔白をはらすため、琴、三味線、胡弓を演奏する難しい役を、完璧に演じているのは、凄い・・・。
(イナ・バウワーもありましたね)。

身替座禅では、市川団十郎さん、市川染五郎さんのコミカルな演技にふふふ・・・っと笑ってしまいました。
市川左団次さんの鬼のようなStrongな奥方も絶品・・・。

染五郎さんは、お正月の劇団☆新感線『朧の森に棲む鬼』以来ですが、スラリとして、見目麗しく、踊りも上手だし、あとは、声がもう一寸通ると最高ですね。

中村吉右衛門さんの『二条城の清正』は、重厚な演技で、圧倒・・・。
中村福助さんも貴公子然として、華がありますね。


来月は、怪談牡丹燈籠・・・観にいきたいなあ~。