鼎子堂(Teishi-Do)

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『熱海の捜査官』~久々に堪能・岩松ワールド

2010-09-27 21:02:07 | Weblog
一日中、冷たい雨。

抜歯した後の口の中のどうにもこうにも・・・どうしようもない血の味と、週末からの不調で、だらだらとした言い様ない週末に、録り溜めておいた録画でも・・・ということで、この間、最終回だったテレビ朝日の『熱海の捜査官』第一回分だけ、見ました。

オダギリジョーさん主演のあの『時効警察』を踏襲する面白い出来に、久々に岩松了さんの脚本が、具合の悪さを忘れさせてくれました。

あのシュール感。
岩松さん独特の世界。

今月12日の劇評『シダの群れ』でも、そうだけれど、あの不思議な感覚は、岩松脚本独特な世界観なのだなぁ・・・と改めて思ったりで。

岩松さんとオダギリさんは、たぶん、役者と脚本家、或いは演出家そして、対役者と・・・相性がかなり良いのではないか・・・と思いました。

シュールなわりには、リアリティもあって、かなり多重構造の心理世界を相手に、それ程、真剣味もなく、すごいことを言っているにも関わらず、あまり大した話もしていない・・・すみません・・・相変らず、訳のわからないことを言っていますが・・・。

簡単に言うと
『・・・で・・・?(だからどうしたの?的)』
というストーリー・・・のようです。
まだ、1回目なんで、この先の展開がわかりませんが、たぶん、楽しませていただけるでしょう。

共演者が、あの松尾スズキさんだとか、演劇ファンには、嬉しいキャステイングだし、岩松さん自身が、チョイ役というか、お顔をだしていらっしゃるのにも、ファンには、
(うふふ・・・)
ってカンジですね・・・。