鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

随伴音楽② サウンド・トラック『王と私』

2013-01-17 22:50:32 | Weblog
本日の朝の気温氷点下6℃。突き刺さる冷気が、痛い・・・。


週明けから、雪の影響で、車の通行の少ない夜中なら、10分かからない距離にある勤め先にたどり着くまで、45分も要して、その間、スリップ事故を想定し、ガチガチに凍結した路面をノーマル・タイヤで走行して、遅ればせながら、なんとか出社できた背景には、『音楽』のおかげもあった。

この時間では、もう間に合わない・・・と諦めるまでのイライラは、もう相当なもので、もしかすると、何とか間に合うかもしれない・・・という希望的観測を破棄して、遅れても、アクシデントは、回避しよう・・・とその事に集中できたのは、『音楽』が、あったからである。

先週から、韓国ドラマ:『王と私』のサウンド・トラックを暇さえあれば、聴いている。
聴いている・・・というのは、あまり適切な表現でもなくて、脳が、要求してやまないのだった。
気が付くと、脳が、メロディを再生していて、
『このメロディが、聴きたいんだよ・・・聴かせろよ・・・!!!』
と要求してくる(気が付かないときは、再生していないようだ。いかんせん、気が付かないのでわからないのだけれども)。

凍結した路面を走行するというのは、運転下手な私にとっては、正に、薄氷を踏む思い・・・というか、ストレス度は、MAXに近しい。

そのストレスを緩和してくれたのが、件の『サウンド・トラック(随伴音楽)』であったのだ。

凍結した路面では、ブレーキを踏むことを極力抑えた方が、スリップのリスクが減る。
発進時も、ゆるく・・・ゆるく・・・コレでもかってくらい緩くアクセルを踏むのだけれど。
この緊張は、長時間続かない。

渋滞で、止まる・・・進まない・・・時間はどんどん過ぎていく・・・。
そして、何より、凍った路面が相手なのだ。

渋滞中に、あのメロディが、流れてくると・・・ああっ・・・!緊張しまくった私の歪な脳が、ふっと意識をそらすのが分かる。
そして、この緊張を和らげてくれるのが、わかるのだ。

音楽には、こういう効用もあるのだな・・・と思っている。
純粋に『音楽』の『音楽性』だけを重視されている方々には、邪道な聴き方なのかもしれない。
それでも、私の脳は、音楽を喰って生きているし、危機回避にも、充分お役にたっている。

有難いことである。