鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

終焉の刻(とき)

2013-07-19 22:51:02 | Weblog


今年の夏の始まりは、灼熱の太陽に炙られて

太陽は、日々、力を失っていくのに、その余波は強まるばかり。

夏の衰えの気配は、微塵もないのに、気付かぬうちに終焉を告げるのだろう。

そう・・・秋の訪れを待ちながら・・・。


恋も・・・。

その終焉を待ちながら、一刻(ひととき)の甘い甘い夢を見る

いつか、終わる予感を抱いて。

ゆるりゆるりと・・・翼をもがれて、堕ちていく天使のように

もう、羽ばたくこともできぬのに、甘美な夢を見続けて

何時しか、またその奈落の底で、出会うだろう絶望と悲しみの予感を胸に・・・。

再び、羽ばたくことは、できぬのに。


終わりのはじまり。

終焉は、終わりの始まり・・・。

緩やかに、傾きながら、堕ちていこう。

この奈落に。

懐かしい奈落の底に堕ちて、永遠の眠りに、つこう。