くもり。ほっとできる涼しい一日。
演劇を見るようになって、久しい。
当然、演目によって、いろいろな劇場へ足を運ぶことになるのだけれど、まだ、一度も行ったことが、ない劇場も、あまた存在する。
演目が趣味に合わぬので、訪れるチャンスのない劇場・・・ということになるのか?
そして、大劇場という括りになるのだろうか・・・明治座。
この劇場には、まだ、一度も足を運んでいなかったし、現在は、『シアター・クリエ』という名称になって、劇場自体が、変わってしまったけれど、かつての『芸術座』。
前者は、たぶん、これからも、行く機会は、ないだろうし、後者は、この世から消えてしまった。
好きな劇場で、たぶん本邦初?だと思うけれど、バルコニー席の設定があった『ル・テアトル銀座』も閉館してしまった。
このバルコニー席に、座って、恋人と演劇を見るのが、夢だったけれど、そういう趣味の恋人の出現もなく、叶わぬうちに、無くなってしまった。
昨日の観劇で、気が付いたのだけれど、私は、この劇場の椅子とは、最高に相性が悪いようだ。
これは、今回が、初めてではなくて、過去にも何度?かあったような気がするのだけれど、この劇場に椅子に座ると、背中のブラジャーのホックが当たってしまうのだった。
丁度、背骨のあたりなので、圧迫痛が酷くて、背中を背もたれに、もたせかけることが出来ず、身体を、舞台側に少しひねるようにして、観劇することになるので、煩わしいことこのうえなし。
幕間に、お手洗いへ行って、ホックの状態を確認しようかと思ったのだけれど、普段も着用している下着だし、JRの座席や、昼食をとった蕎麦屋などでは、全く、影響がなかったので、劇場の椅子だけに、反応してしまうのだろうか?
これが、お初ではなくて、以前にも、背中に当たって痛かった経験があるので、多分、この劇場の椅子の構造と私の背中が、合わぬのだろうと思っている。
この劇場も創立40周年ってことらしい。
数々の名作を上演してきた劇場だと思うし、期待外れの公演(駄作)も、たぶん、名作以上に多かったのではないかと思っている。
好きな劇場のひとつには、違いないけれど、今度訪れる機会があれば、背中にホックのないブラジャーを着用していかんとな・・・。