鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

夏服③黒衣の未亡人

2013-07-17 22:53:34 | Weblog
 
週末の猛暑が嘘のように、秋の片鱗をみるような涼しい一日。


私の夏服は・・・(誰も興味を持たないでしょうけれど)、今のイメージとしては、『喪服の未亡人』って感じがいいかな・・・と、相変らず、意味不明なことをノタマッテおります。

未亡人になるには、まず、夫がいて・・・なんてのが、前提条件で、その夫が、死んでなくてはいけない・・・。

現実ではなく、妄想の世界です。


夏なのに黒衣。

憂いをおびた青白い顔に、色褪せた唇。
喪服のように黒い衣装からのぞく、細くか細い首。
選り抜きの香水は、何故か爽やかさと官能さが同居する。

夏でも・・・素足は、許されない。
薄い光沢のあるストッキングで、その素肌が、隠されている。

少しだけ開いた襟から見える青白い胸元が、夫を亡くした悲しみ?(或いは、喜び?)を湛えているかのように禁欲的な色っぽさ・・・。

夏は、絶対的に似合わないのだけれど、こんなカンジが、夏の残酷さを際立たせている・・・みたいな・・・。夏の未亡人?

はい。ごめんなさい。

妄想です。

あくまでも、イメージです。

そう言えば・・・ユージン・オニールの戯曲に『喪服の似合うエレクトラ』って、あったよな。
内容は、ギリシャ悲劇をベースにした、家族の物語なんだけれど、タイトルだけ、貰っておきたいのね。

夏に喪服の未亡人・・・案外、いいかも・・・なんて、思う訳で。