週末の猛暑が嘘のように、秋の片鱗をみるような涼しい一日。
私の夏服は・・・(誰も興味を持たないでしょうけれど)、今のイメージとしては、『喪服の未亡人』って感じがいいかな・・・と、相変らず、意味不明なことをノタマッテおります。
未亡人になるには、まず、夫がいて・・・なんてのが、前提条件で、その夫が、死んでなくてはいけない・・・。
現実ではなく、妄想の世界です。
夏なのに黒衣。
憂いをおびた青白い顔に、色褪せた唇。
喪服のように黒い衣装からのぞく、細くか細い首。
選り抜きの香水は、何故か爽やかさと官能さが同居する。
夏でも・・・素足は、許されない。
薄い光沢のあるストッキングで、その素肌が、隠されている。
少しだけ開いた襟から見える青白い胸元が、夫を亡くした悲しみ?(或いは、喜び?)を湛えているかのように禁欲的な色っぽさ・・・。
夏は、絶対的に似合わないのだけれど、こんなカンジが、夏の残酷さを際立たせている・・・みたいな・・・。夏の未亡人?
はい。ごめんなさい。
妄想です。
あくまでも、イメージです。
そう言えば・・・ユージン・オニールの戯曲に『喪服の似合うエレクトラ』って、あったよな。
内容は、ギリシャ悲劇をベースにした、家族の物語なんだけれど、タイトルだけ、貰っておきたいのね。
夏に喪服の未亡人・・・案外、いいかも・・・なんて、思う訳で。