鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

物価~(或いは)時価③値頃感

2017-12-30 21:21:21 | 社会・経済

よく晴れて、今週明けから続いてた寒気の吹き出しによる強風も、昨日あたりから、落ち着き、穏やかな歳末の土曜日となりました。

本日のお題。

物価。
・・・文字通り、モノの価格、或いは、モノの価値とでもいいましょうか。

経済学では・・・経済全体での一般的な物価水準。種々の商品やサービスの価格を、ある一定の方法で、総合した平均値・・・ということでした。

失われた20年(或いは、30年?)と言われる日本経済ですが、かつて経験のないデフレーションということで、物価が下がる?という現象が、もう四半世紀も続いておりますのに、モノの価格が安くなった・・・とは、ちっとも感じられず・・・?

100円のハンバーガー、250円の牛丼とか、500円のTシャツだとか・・・確かに、安くなったなぁ・・・と思える商品もあるにはありますし、家庭用ビデオデッキ(テープ)の出始めた頃は、録画機能だけで、30万円以上だったレコーダーが、量産で、数万円(もしくは、一万円以下)で買えるようになりました。ビデオテープなんて今時あるのかないのか・・・。

それなのに・・・。
消費税率は、上がり、給料は、下がり・・・?健康保険料、社会保険料は、右肩上がりなのに、年金支給額は、急落・・・って・・・???

何だか、矛盾してませんかね?

本日の画像。

1日にして、価格が53%上昇したブローチです。

購入時(本体価格880円/消費税70円/配送料160円=合計1110円)

翌 日(本体価格1350円/消費税108円/配送料160円=合計1618円)

本体価格差470円は、一体なんなのでしょうか?

株式同様、需要と供給の関係で、欲しいというヒトが居れば、価格は、あがるのでしょうか?

しかし、株式と同様の目線では、ちょっと考えにくいような気がします。

物価・・・物の価値とは、材料、製造費、流通費、人件費などが、モノの値段となります。

そして、物価・・・ものの値段の価値とは、買い手が、その商品を、その金額で、買って、どのくらいの満足感があるか・・・で、決まるような気がします。

物価(モノの価値)=買い手の満足感・・・。

株価は、格安で、買って、高値で売る(逆に、高く売って、安く買い戻す)と、ソコに利ザヤがでますから、それで、儲かったり、損失したり・・・つまりは、おカネをモノ(商品)として見立てている訳ですから、おカネに対しての満足感だけなので、製造したり販売したり・・・という、モノの売買とは、ちょっと、何かしら、違う様な気がします。

おカネは、モノやサービスと交換して、初めて価値が生まれる訳で、おカネそのものには、なんのパワーもないようです。

それなのに、そのお金のために、なにやら、様々な犯罪が発生していることも、おカネ以外・・・ヒトの巨大なパワーが介在しているのかもしれません。

このおもちゃのようなブローチは、可愛いですし、私は(幸運?にも)880円(税・配送料抜き)で、手にいれることができました。

ネットショップの商品ページを、見ましたところ、本日の画像と前出、前々出の小鳥のブローチ3点は、在庫切れの表示。

値上がりしても買い手がいるんだ・・・(或いは、旧価格を知らなかったのでしょう)と思いました。

たかだか1000円前後の商品ですが、コレを安いとみるか、適正とみるか、高いとみるかは、買い手の経済状態、嗜好、商品に対する期待度などにより、異なるものだと思いますし、私は、この価格(税・送料込で1110円)でしたら、ちょっとしたプレゼントなどにも良いかな・・・と思った次第でした。

実際、手にしてみたところ、細かい作りで、可愛いし、まあ、1350円(税・配送料抜き)でもいいかな・・・?他にプレゼント探すの面倒だし・・・といった、お手頃感がありました。

お手頃感(値頃感)というのも、或る意味、消費行動には重要なファクターになるのかも。
(しかし、発注してから、受け取りまで、1か月半。タイムリーなプレゼントには、全く間に合いませんでした。1か月半前では、ダメなショップのようです。このストレスを考えると、適正価格とは言い難いかも?)

因みに姪達は、喜んでくれましたが・・・。