午前中は、春らしい晴れだったけれど、午後から、下り坂。
夜から、風を伴う雨・・・。
南岸低気圧という・・・太平洋沿岸を進む低気圧の影響で、今夜から、大荒れ・・・という予報なんですが・・・。
この南岸低気圧が、冬に発生して、太平洋沿岸を通過すると、上空の寒気によっては、大雪になるし、春から夏だと、台風のような嵐となるようで・・・。
少なくとも・・・21世紀になる前には、『南岸低気圧』なんてのは、無かったというか・・・あまり発生していなかったとか、発生しても、大した影響もなかったというか・・・そんな感じだったような記憶です。
『南岸低気圧』という言葉自体も、最近、聞くようになったのだけれども・・・。
山の下を風が通ると『嵐』という漢字になって、易経では、『山風蠱(さんぷうこ)』。
『蠱』は、虫が蠢いているようで、気持ち悪い漢字ですが・・・『蠱惑的な美女』なんていう風にも使いますかね?
昔から春の嵐は、メイ・ストーム(5月の嵐)なんていう言葉があったりして、4月の晩春から、5月の初夏にかけて起こる気象現象のひとつでしたが、最近は、メイ・ストームの前に、もうひとつ嵐のシーズンが、あるようになったというか・・・。
『月さま、雨が・・・。』
『春雨じゃ。濡れて参ろう。』
・・・は、月形半平太(武市半平太)と舞妓・雛菊。
新国劇でしたかね?
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まあ、春雨は、しとしと・・・そぼ降る雨のイメージは、やはり20世紀のものなのかもしれません。
雨の降り方も、情緒ってもんが、無くなったねえ。
南岸低気圧なんて、がさつな雨の降り方だよ。
日本的ではないのかも???
春の嵐と言えば、ドイツの文豪ヘルマン・ヘッセの小説でしょうかね???
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