このところ、寒暖差が激しくて、夏日になったかと思えば、みぞれまじりの雨だったりと、ジェットコースターのように春と冬を行ったり来たり・・・。
気温の急降下・・・というのは、高齢者には、堪えるらしく、家人が体調不良を訴え、午前中、かかりつけの病院へ。
病院で、抗生物質などを処方されたが、よほど悪くならない限り、飲ませないようにしている。
本葛、黒砂糖、生姜と大根の絞り汁でつくる即席葛根湯など作り、飲ませる。
ケミカルな薬剤よりは、食材で、緩和させる方が自然だと思うので、10mm角に切った大根に、蜂蜜をひたひたになるくらい浸け込んだ大根飴など、喉が痛くなったら、食べられるように作っておいた。
日差しは、もう初夏そのもので、車を運転していると、日差しで車内は、暑すぎるのに、車外へでると、冷たい風が吹いてくる。
自宅に戻っても、足の先は、いつまでも冷たく、夕食には、身体を温めるニンニクや生姜を用いた豆乳仕立てのスープなどを供し、自己発熱に努める。
やはり気温差は、身体にダメージを与えるんだろうなぁ・・・などと考え事をしていて、うとうとうたた寝をしたら、私も、少し風邪っぽい感じになったので、件(くだん)の自己発熱素材のスープに、更にトウガラシなど加え、パワーアップを図る。
フランスなどの研究では、トウガラシの成分のカプサイシンは、脳にダメージを与えるらしいが、どうせ、また数年後には、身体によいとか、悪いとか、二転三転するのだろうから、過剰摂取しなればよいのだろうし、気管支などを拡張する働きもあるらしいので、風邪を引いたときには、良いように思う。
それに、頭は、もともと悪いのだから、トウガラシのカプサイシンで、これ以上悪くなっても、誰かに迷惑を掛けない程度に、食するならいいだろう・・・。
さて、冒頭で、光は初夏で、風は、冬・・・なんてことを書いたけれど、最近、ご近所の宅地の庭に、ミモザの花をみかけるようになった。
昔は、近隣の庭木で、ミモザを見かけることはなかったのだけれど・・・。
ヨーロッパあたりが原産の花で、黄色く丸いポンポンとした花が房なりに咲く、可愛らしい花で、合歓(ねむ)の仲間らしい。
そういえば、あの葉っぱの形は、合歓っぽいというか、おじぎ草っぽいというか・・・。
芳香もあって、昔、ミモザの香というシャンプーもあったけれど、ラヴェンダー程、普及しなかったような気がする。
ミモザ単体では、どんな香なんだろう・・・。
春から初夏にかけて、芳香のする花を咲かせる樹木が、次々と咲いていく。
ミモザが、春一番で、ライラック、アカシアは、5月の始め頃だろうか。
ミモザ、ライックなんていう花は、少女漫画によく登場していたように思うけれど、実際に、目にすることは、殆どなくて、どんな花なんだろうと思っていた。
ミモザは、大島弓子の『ミモザ館でつかまえて』、ライラックは、萩尾望都の『ゴールデン・ライラック』とか・・・。
小説では、渡辺淳一の『リラ冷えの街』なんていうのもあったりで、リラと、ライラックは、呼び名が違うだけで、同じ種類だとか、違うとか???
いづれにしても、ロマンチックな花降る季節も、すぐまじかに・・・。