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劇場版・新世紀エヴァンゲリヲン 序・破・Q

2021-02-08 23:36:06 | 演劇・映画

昨日の春のような気温から、再び、真冬へ。

お昼前から、冷たい北西の強風。

 

先月23日に公開予定だった『シン・エヴァンゲリヲン劇場版』の公開前に、旧作品(劇場版・新世紀エヴァンゲリオン・序・破・Q)の3週連続地上波オン・エアされていたのを、録画して見ていた。

 

流行病の影響で、緊急事態宣言の再発、本来なら去年(2020年)公開予定だったけれど、再延期となって、二度目のケチが、ついた。

 

テレビ・アニメとほぼ同じ設定ではじまった『序』、テレビ・アニメの路線変更の『破』、そして、サード・インパクトの14年後から、始まる『Q』に至っては、もう別の物語か・・・と思われるほど。

たぶん、テレビ・アニメの25話26話の・・・コレはもう意味不明の終局だった、その流れの上の『Q』なんだろう・・・ってことでいいのか、違うのか?

謎の生命体???使徒・・・というのが、敵(という設定)のようなのだけれど、使徒というからには、ユダヤ教、キリスト教・・・或いは、イスラム教あたりのエッセンスが、濃いようだ。

そして主題は、神と人との戦い・・・?らしい。

そのあまりにも不明瞭な『神』とは、一体なんなの?

エヴァの世界観だから、なんでもあり・・・っていうのも。

なかなか、難解な物語なのだ(相方などは、ストーリーは無視して、画像をみるだけでいいと言っていたけれど、自衛隊???の装備はまあいいとして、抽象画のような使徒とロボット系のエヴァのプロレス?を見るというのも・・・なんだかなぁ・・・)。

 

画像といえば、エヴァンゲリオンをはじめ、使徒の形状もまた、キテレツでもあり。

監督の影響なのだろうか?・・・エヴァンゲリオンは、(風の谷のナウシカの)巨神兵を思わせるフォルムだ。

使徒に至っては、抽象画のジョアン・ミロだとか、牛乳瓶のオバケと評された’70大阪万博の太陽の塔の作者の岡本太郎風だったりする。

 

劇伴は、秀逸で、印象のこる楽曲も多い。

 

この一連の作品群は、或る意味、随分と卑怯な作品だと思ったりする。

ストーリーは、流動的で、作品ごとに設定が変わり、その場しのぎ、作中の謎は、次回のお楽しみ?そして、見る人に委ねるって・・・。

すっきりと解決せず・・・既に、四半世紀。

更に、更に、続くのか・・・?

ファンには、楽しみなことだろう(私は、ファンじゃないけれど、何故か見てしまうというか・・・)