真冬のような昨日から、暖かな如月の最終日。
春宵。
夜の空気に、春の匂い。
そして、空には、十六夜の月、皓々(こうこう)と。
本日も、穏やかな早春の休日。
静かなのはいいな・・・などと思いながら、オークションで落札(・・・他に競合人もいなかったケド・・・)した本など読んで、このまま時が止まればいいな・・・と思えるくらい静かな時間を過ごした。
静か・・・と言えば、去年の緊急事態宣言中とか、10年前の東日本大震災当日の夜は、停電で、灯りもなく・・・そう、シン・・・と静まり返った冷たい冷気の中で、星灯りだけが、ただ美しかった・・・あのときも・・・静かだった。
地面が揺れる恐怖と不安の中の静けさ。
・・・ソレとは、少し違うけれど。今も、なんとなく、落ち着かない静けさの中にいるような、別の意味での・・・先の見えない深い濃霧の中にいるような・・・。
世の中は、騒がしいのに・・・。
ざわざわした胸の中に、ぽつんと残る静けさ。
それでも、この静けさは、至福なのだと思う・・・違うかも知れない。