終日、雨降ったり、止んだり。夕方から、本降りに・・・。
通販サイトを見ていたら、桃の早期予約の広告が出ていた。
桃の季節ももうすぐだな・・・。
私は、最近(ここ2、3年)、桃が好きになった。
ソレ迄は、あの甘い香りが、ちょっと苦手で、香水とか、消しゴムとか、ガムに含まれるあの香料は、苦手というよりは、嫌いだった。
蒸し暑い夏の朝、一晩、冷蔵庫で、冷やした桃を食べて、
『ああ、甘露、甘露。』
などと感動したことが、キッカケで、桃が好きになった。
桃に限らず、夏の朝の果物は、美味しいと思う。
八月のお盆過ぎに、大粒の巨峰なんか、送られてきた日には、もう飛び跳ねて喜びたいくらいで。
桃も、美味しい桃と、あまり美味しくない桃があって(農産物だから、個体により偏りがあるのは、当然だけれど)、ハズレ桃を自腹で、買ったときは悲劇である。
高額なのに、不味いのは、不幸である。
桃の美味しさは、生で、そのまま皮を薄くむいて(はがして?)食べるのがよいけれど、生で、美味しくない桃は、コンフィチュールにして、桃のタルト・・・なんてのは、また違った美味しさがあって、県央の住宅地の中にあるフレンチ・レストランの桃のタルトは、美味しかった。
別のフレンチ・レストランでは、季節物で、『桃のスープ』なるメニューがあるらしいのだけれど、まだ食べたことがない。
桃の季節じゃないときに、一度訪れたけれど、お店の中に、ユリの花が、飾られていて、ユリの花の近くのテーブルだったので、花の香りに酔ってしまい、味が、よくわからなくて、残念に思った。
そのお店の『桃』のスープ。どんな味なのだろう。
フルーツ・パーラーの先駆けの銀座・千疋屋で、桃のジュース(瓶入り)が、賞味期限マジカの値引き販売をしていて、配送料も無料だったので、購入したことがあって、コレもなかなかに美味であった。
桃100%・・・と言う訳にはいかないのは、やはり加工品で、砂糖などが添加されていたけれど、コレも結構美味しかった。
某・不二家のネクターというのは、桃の加工飲料なのだろうけれど、こちらは、砂糖だけではなくて、かなりヤバイ添加物が多いようで、飲むと、いろいろと不都合なコトがあるらしい(不思議と飲みたくなるような?中毒性?みたいなものがあるらしい)。
このネクターは、母の好物だった。
総じて、果物類が好きなひとだった。桃もそのひとつ・・・。