終日、もったりした灰色の重たい雲一面に覆われ。
それでも、蒸し暑い週末。
カーナビが、普及する前って、知らない場所へ行くのに、どうしていたんだろう・・・なんて、コトをふと、考えておりました。
一昨日、進物用の葡萄(ぶどう)の発送を依頼するために、県西部へ向かいました。
このところ、拙宅のWiFiの接続不具合で、スマートフォンは、データ通信に切り替えて使用していたので、月末を待たずに、容量残僅か・・・のお知らせがあり、目的のぶどう園へは、地図を記憶して向かうことにしました。
記憶すると言っても、西進する県道に対し、右折の交差点さえ間違えなければ、フツーにたどり着ける道順でした。
そして、毎度のことながら、迷ったならば、僅かに残るデータを使っちまえばよいのだし、どうしても辿り付けなければ、既に行ったことの或るフルーツ・パークへ向かえば済むこと・・・(フルーツパークのぶどうでも、大差あるまいよ・・・)。
全く土地勘がないわけではないし、あの国道にさえ出ることができれば、勝手知ったる県内南西部だし。
そんなふうに軽く考えることにして、平日昼日中の交通量の殆どない?県道をトロトロ・・・。国道だともっと早いんだけれどね。
気分転換には、よい風景の葡萄畑。
一房、一房、袋をかけて、大切に育てた大粒の葡萄達が収穫のときを待っている風景。
カー・ナビゲーションの無かった時代・・・。
国道・県道には、公共施設などへの案内板が、もっとたくさんあったような気がします。
5年に一度行かなければならない運転免許センターなどは、交差点の信号機の上に赤い矢印で、道案内してあったけれど、ナビ・システムの導入によって、それらも淘汰されかかっている感もありますが・・・(それにつけても・・・なんで、免許センターって、車でしか行けないような場所にあるのだろう・・・???免許のないひとが、免許を取りにいくとこだよ???書換のひとは、まあ車があるからいいけどさ・・・と、昔そう思ったりしました)。
そんなこんなで、知らない場所に行くには、道路地図なるものが必要だったけれど、その道路地図も、コンビニエンス・ストアの雑誌のラックの横に、置いてあるのをみかけました。
そして、そのナビ・システムの福音と言えば、街中からハズれた山の中の一軒家的レストランとか・・・ナビ・システムがなければ、絶対にたどり着けそうもない場所にお店を開店しても、集客が出来るようになった・・・ということでしょうか。
ナビ・システムとネット・マップの相互効果・・・。
車搭載のカー・ナビと、スマートフォンのナビに格納された膨大な情報。
あいにく、私の車は、古いうえに、勤めていた会社と自宅の往復、市内での食糧調達にしか使用しなかった期間が長いので、カー・ナビは、ついておらぬ上に、スマートフォンも、もう6年以上同じものを使っているので、かのリンゴ会社は、ソフトの更新をしてくれなくなったので、旧式のままなんですけれどね・・・。
そして、Wifiの不具合も、たぶん、モデムとかルーター・・・或いは、光ファイバー線の経年劣化ではないか・・・と思っているのですが、電子機器って、少しづつ劣化して毀れるのではなくて、或る日、いきなり、その活動を停止してしまうあたり・・・。
やはり、かの某・ソニーの開発した『某・ソニー・タイマー』の性能は、世界の某・ソニーと豪語していた時代から、各社の電子機器に、確実に、組みこまれ、設定してある生存期限に忠実に、作動しつつある・・・のでは・・・と思ったりするのです。
多分、寸分違わず、止まるんだろうなぁ・・・とか。
(最も・・・某・アヤメ・オーヤマあたりの電化製品のタイマーは、やはり、あのメーカーなんだよなぁ・・・保証期限が切れる前に、誤作動して、止まっちまうことも多いんで、何度か、交換してもらった・・・と相方は言ってましたが・・・どうなんでしょ???)