良く晴れて乾いた初冬の日曜日・・・。
本日は、相方と、都内・鶯谷迄、劇団・ズーズーC『喜劇 愛情測定器ゴルゴダ13号』を観劇に。
今月初め、世田谷パブリックシアターでの観劇の際、どっさり配られるチラシの束の中にあった一枚のチラシ。
始めてのお客さんは、無料で観劇できます・・・ということだったので、相方に、お試ししてみましょうか?とお誘いしてみたところ・・・面白がって、
『行きましょう。行きましょう。』
ということに相成り、さて・・・チケットなどは・・・どのように入手するのでしょうかね・・・ぴあだとか、ローソンチケットだとか???そういう所では、扱っていないようで、劇団に直接、電話かメールで、予約すると観劇できるシステムでした。
早速、2名分、予約をして、本日の観劇となりました。
・・・この劇団は、ビルの一室を劇場に改造し、座席数50席弱の自前の劇場を所有している・・・或る意味、稀有で、凄い劇団でした。
はるか昔・・・1980年台初め頃・・・こんな雰囲気の劇場が、下北沢にあったな・・・ザ・スズナリ・・・。銀座にはもあったな・・・みゆき館。
こちらのふたつは、座席が、座布団だったんだけれど、ズーズーC劇場は、ちゃんとイス(状)の座席で、足が痺れることもない・・・。
本日の観客数約18名でした。
窓から国会議事堂が見える住宅のシュールな一室で、物語は始まるのですが・・・。
ヒトの愛情を、おカネの単位で、測れる愛情測定器・ゴルゴダ13号を巡り、崩壊していくかのように見える家族の数時間。
愛情の度合い金銭化された父親、母親、娘の3人が辿りつくのは・・・。
初台の某・国立劇場だとか、芸術至上主義のあの劇場とかで、上演される1座席1万円以上の作品をみるより、ずっと面白かったです。
演劇のレビューを書くとき、毎度毎度、同じことを書いているけれど、たぶん・・・喜劇っていうのは、一番、難しいのではないかと思うのです。
どういう笑いなのか・・・笑い・嗤い・哂い・・・笑いの方向性が、明確な作品は、たぶん・・・面白いのだろうと最近思うようになりました。
或いは・・・方向性・・・なんて、全く関係ないのかもしれない・・・笑いは、嗤いで、哂いなんだから・・・。
今度は、ちゃんと入場料金をお支払いして、観たいと思う劇団でした。