鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

香考⑱Sa majeste la rose : サ マジェステ ラ ローズ

2015-02-18 04:40:23 | Weblog



昨日、夜から雨。

立春の日に、以前、買っておいたセルジュ・ルタンスの香水 Sa majeste la rose (サ マジェステ ラ ローズ) のフルボトルを開封した。
購入したのは、2年前。

商品説明の文章を読むと、秋から冬にかけてのプライヴェート・タイムに相応しい香り・・・という記述があって、確かに、夏向けではない濃厚さがあるような気がする。
冬から、春にかけて・・・の時期でも、いいかも知れない。

トップノートは、柑橘系・・・というよりは、レモングラスのようなハーブ系?シトロネラールの爽やかな香りがする。

ナチュラル志向のひとは、殺虫剤などは、使わず、ハーブなどを置いて、虫よけにするけれど、特に、蚊よけに効果があるとされているのが、このシトロネラールという成分だそうで、夏にこの香りを使えば、もしかしたら、忌避剤になるかもしれない・・・それ程、大量には配合されていないのだろうけれど。

苦手なフローラル系だけれど、コレなら、違和感なく使えるカンジだ。

このSa majeste la rose については、計売り1ccを購入した時にも書いた(2012年3月21日の拙ブログをご参照下さい。)ので、重複となるけれど、フルボトルを購入してみて、改めて驚いたのが、液体の色。
かなり濃い黄色で、ちょっと引いてしまうかも。

セルジュ・ルタンスは、香水に色をつけるのが好きみたいだ。

ラフィーユ ドゥ ベルランなども、愁いのある赤紫色だし、ローシリーズ?であるロー・セルジュルタンス、ローフォアッド、グラスウールなどは、全く無色透明で、徹底している。
デザイナーだし、香水にも『色』を・・・っていう感じなのだろうか?

それにつけても、Sa majeste la rose は、栄養ドリンクのリポビタンを連想させるような黄色だ。あのドリンク剤の褐色の壜の色は、光で、破壊されるビタミンB群を、護る目的と、壜の中の液体の色を見せない為だと聞いたことがあるけれど、セルジュ・ルタンスは、敢て、この色を使ったのだろうか・・・。
まずは、明るい黄色で・・・。


本日の画像(写真を撮ったのも、ずい分久しぶり)。

セルジュ・ルタンスの香水 Sa majeste la rose フルボトル。

宝永たかこさんの絵葉書。

合計1カラットのダイヤモンドのブレスレットと同じくブラウンダイヤのトカゲのブローチ。




第14回目の観月会

2015-02-17 05:39:27 | Weblog

一昨日は、夕刻より、相方と隣隣市へ。

毎月15日は、某所・展望レストランでの観月会を行うようになって、1年2ヶ月。
市内を見渡せる展望室の中の一角の懐石料理を供するレストランにて、通常料金より、30%OFFで、手の込んだお料理を食することができるので、恒例にした。

2月のメニューは、春を先取りにした菜の花のお浸し、フキノトウの天ぷらなど。
冬の味覚も織り込んで、柚子味噌のふろふき大根などの一皿も。

日曜日であるにも関わらず、混んでいた。
そのせいか、いつもより、お料理の運ばれるペースが、かなり遅い。

待っている間、ガチガチに凝った肩を相方に揉んで貰った。

私は、自分自身では、肩こりや背中のコリを自覚していなかったのだけれど、最近、背中が曲がっている・・・との相方の指摘を受けて、

『そういえば、なんか、重い気がする。』

と言ったら、肩を揉んでくれた。

『なんで、こんなに固くなってるの?』

あまりの凝り具合に相方絶句。

暫く、ほぐしてもらったら、なんと、背中と肩の軽い事よ。
こんなにも効果があるとは、つゆ・・・知らなんだ。

そんなことをしているうちに、お料理が運ばれてきたので、再び、箸を取る。

相方曰く。

『きみの肩には、おバぁさんが、とり憑いてたよ。』

おいおい・・・オカルトかい?


『このおばあさんは、柏木由紀子(故・坂本九夫人)似の上品なおばあさんで。』

『何で、柏木由紀子なん?』

『あのひとの顔には、苦労がない。そのままに穏やかに年齢を重ねた感じがするからさ。』

『・・・で、軽くなったから、その柏木由紀子似のおばあさんは、いなくなったのね。』

『うん。外してあげました。』


・・・訳の分からない観月会であった・・・。




チョコレート考

2015-02-14 23:06:43 | Weblog

強風吹きすさぶ寒い土曜日。

世間的には、ヴァレンタイン・デーらしい・・・。
どこぞの食品会社かお菓子メーカーだか・・・が、売上倍増のために企てたイベントらしい・・・。
モロゾフだったか・・・メリーチョコレートだったか・・・どこがハシリ・・・なのだろうか?

商魂たくましいというか、チョコレートだけでは、飽きたらず、翌月の14日には、チョコレートを貰った男子は、女子にお返ししましょう・・・ってことで、何故、ホワイトなのか・・・よくわからない日になっている・・・。
2ヶ月連続の増産だけれど、急激な円安で、材料費なども値上がりしているし、原価管理や生産管理が難しいところかもしれない。

会社勤めをしていた頃は、義理チョコだの・・・私は、現場を持っている(しょーもない)部署だったから、結構な出費だった。

勤めをやめると、こういうイベントからも解放されるというか・・・14日以前にチョコレート売り場など物色しなくてもよくなった。

少し、さびしい気もしないでもないが、まあ・・・いいか・・・。

チョコレートといえば、やはり、欧州は、フランス、ベルギーあたりが、他国より抜きんでているのだろうと思う。
以前、このブログ内でも書いたと思うけれど(・・・このごろとみに重複が多い。世間から離れるとこんなもんなんだろう)、ドイツで生産されているリッタースポーツのヘーゼルナッツチョコレートが、好きだったのだけれど、近所のワールドワイドな酒屋が、隣の町内へ引っ越ししてしまったのと、同じ商品を置いていた某ショッピング・モールの食品売り場からも姿を消してしまったので、ずい分とご無沙汰している。

ヘーゼルナッツは、トルコ産のどんぐり?の仲間らしい。

日本のどんぐりは、太平洋戦争中の食糧難のときに、食した記憶のある人が、

『粉にして食べたけれど、あまり美味しい物ではなかった。』

という文章を書かれていたのを読んだことがあって、トルコのどんぐりと日本のどんぐりは、似て非なるものと知った

ヘーゼルナッツもさることながら、マカダミア、アーモンド、カシューといったナッツ類には、目がない。
前世は、齧歯類だったかもしれない。もちろんピーナッツも大好きなのだ。
それらのナッツ類とチョコレートは、相性が非常によい。
チョコレートも種果だから、同じ仲間同士、カタチは、変われど、仲良しなのだろう。

・・・世間的には、ヴァレンタイン・デーってことなので、一応、相方にもチョコレートを買い、贈った。

カフェタッセというベルギーのメーカーのモノで、180g20個入り1,620円。

チョコレートとしては、多少高めだが、世間から離れても、なんとなくヴァレンタインしてしまった。

去年と同じものをネットで発注し、そのまま、渡した。
何の芸もないけれど、彼は、このチョコレートがお気に入りだ。

チョコレートを渡しに事務所へ行っただけなのに、仕事の手伝いをさせられてしまった。

廃業に伴い、旧社名のドメインを変更したいという(超バカな)二代目(それでも、新社長だけれど)の要請で、客先へのメアド変更の連絡文書作成というケチ臭い、どーでもいいような仕事であった(もちろん、無給である・・・絶句・・・?)。



仕事の報酬。

2015-02-10 22:52:59 | Weblog

10日間くらい前なるだろうか?

半年ぶりに、以前、勤めていた会社の友人にランチに誘われた。
1ヶ月遅れだけれど、私の誕生日を祝ってくれた。
あの会社には、12年半いたけれど、一番仲よくしてくれたひとで、彼女しかいない・・・ということは、いかに、私が人脈というものを作れなかったかということがよく分かる。

その彼女が異動願いを出したために、私が、弾き出される結果になったのだから、皮肉である。

半年ぶりにあっても、相変わらず、会社の愚痴ばかりであった。

さもありなん・・・。
朝令暮改的な会社で、理不尽な組織でもあるし、何処の会社でも同じだろうけれど、とにかく、仕事が、出来る出来ないじゃなくて、いかに管理職に取り入るかが、あの会社での、天国と地獄の明暗を分けるのだから。

仕事の有能さともう一つ、能力の見極めである学力(学歴)だって、無視される。
東京外語大、早稲田、東工大・・・そんな有名校の出身者でも、現場落ち・・・2年位経っても、現場から這い上がれなければ、余程のことがないかぎり、定年まで、そのポジションである。

あんなに、頭の良いひとがねぇ・・・?何故に現場???
だって、国立の院卒でしょ?
・・・あらら、うつ病で、休職・・・?
現場から、事務職へ戻ったんだって?リハビリ兼ねて???あれれ、事務所でもダメ???また休職???
そんなルートを繰り返し、結局、5年間か10年間休職で、定年まで行ければ、恩の字である。

恵まれた会社である。
零細企業だったら、即解雇か、あるいは、休職1年後には、解雇だろう。

それに・・・。あの仕事で、あんなに賃金高いのか・・・と思う。

だから、彼女には、愚痴ル資格は、ないと思うが。

二言目には、

『仕事あるだけマシじゃん。』

私には、ソレしか言えない。


要は、どれだけ忍耐できるか・・・である。忍耐さえ出来れば、あの会社は、パラダイスだ。
東証上場一部のコア40に登録されている大企業の正社員なれば・・・。

給料は、仕事の報酬じゃない。

いかなる理不尽にも耐える我慢料だ。



テレビ・ドラマの国から⑤~黒服物語

2015-02-09 22:53:52 | Weblog

底冷え。北西から山降ろしの超冷たい風が吹き荒れる真冬の一日。


テレビ・ドラマの国の住人になって久しい・・・(このマンネリした書き出しからも解るように、相変わらずのテイタラクである)。

さて。今日のお題。
昨年(2014年の秋から年末)の連ドラ。
(大好き?な)テレ朝金曜深夜枠でのオンエア。

『ようこそ。ジュリエットへ。』

・・・?何処かで、聞いたセリフだけれど・・・???ああ、TBSの『夜王』の二番煎じか。

因みに『夜王』は、「ロミオへようこそ。ジュリエット」だったか・・・。

『夜王』は、ホストの物語であるけれど、『黒服物語』は、キャバ嬢のマネジャー的な仕事とお店の営業中は、ウエイターのような役割がメインのお仕事らしい。
役割分担もいろいろあるようで・・・。

医大受験に失敗した青年が、夜の酒場で、一人前の黒服になるまでの物語。

私は、キャバ嬢とホステスの区別がわからない。
キャバレーとキャバクラとクラブとスナックとバーとパブの明確な基準も分からない・・・。
共通して言えることは、夜間の営業であり、アルコールを供し、女性が接待する・・・ということだろうか?
まあ、コレまで、無縁の世界であったし、この先、足を踏み入れることもないだろう・・・金銭に困窮し、お勤めしようと思っても、年齢制限で、門前払いが、関の山。

・・・なので、たぶん、これからも縁の無い世界だ。

さて。そんな世界がこの世の中にある・・・ということは、ドラマで知る手がかりとなる。

ドラマとしては、どうよ・・・って。

あれあれ・・・。『夜王』で出演していた要潤さん、続投?なのね。
いつも落花生を齧っているチンピラ風な役でのご出演でした。
このひと・・・夜王では、医大生のホストってことだったけれど、たぶん、そういう感じというか、でも、もともとは、イケメン仮面ライダーのハシリでしたかね・・・?

夜の飲食店から、暴力団を全面追放・・・が、テーマだったキャバクラ『ジュリエット』のオーナー神崎会長に北村有起哉さん。
超怪しい・・・何処かのマジシャンみたいな風体だった。

ナンバーワンキャバ嬢の杏子さん役の佐々木希さんは、知的で綺麗な女優だ。

主役の・・・アキラくんについては、特にコメントもないが、純粋さが、通用しないはずの大人社会で、浪人生が、その純粋さを武器に、正義を勝ち取る・・・みたいなちょっとあり得ない世界。

ドラマだから、まあ、いいか・・・。




映画:ジョーカー・ゲーム

2015-02-08 07:44:01 | Weblog

昨日(7日)は、夕刻から、隣々市のシネ・コンへ、『ジョーカー・ゲーム』を見に出かけた。

『もう、映画でも見なきゃ、やってられない』という相方と今週2作品目。

これまでは、メシ友だったけれど、シネ友もプラスされた(更に、劇友、メル友も兼ねている)。


舞台は、第二次世界大戦・・・昭和初期から中期にかけてという時代背景のようだ。

陸軍で、友をかばったため、上官を事故死させて、銃殺寸前だった嘉藤(亀梨和也さん)が、D機関と呼ばれる陸軍でも極秘のスパイ活動をする部署のトップ・結城(伊勢谷友介さん)に、助けられ、スパイとしての教育を受けることになる。

イデア・サヴァン的記憶力の嘉藤は、すぐに頭角を現し、人類にとって、最悪の兵器とあるであろう設計図の『ブラックノート』を盗み出す任務を命じられる。
アメリカ大使グラハム邸に潜入するも、『ブラックノート』の存在を嗅ぎつけた英国諜報部、そして、D機関を潰そうとする帝国陸軍の諜報部員を出し抜いての争奪戦が始まる。

昭和初期の上海を連想させるような租界の雰囲気がなんとも言えない雰囲気をかもしだしていて、アクションあり、ラヴあり・・・のエンターティメント作品に仕上がっている。

清楚で可憐なメイド姿、あでやかなチャイナ服、植民地風労働者、極めつけは、拷問部屋に何故、このスパイ服があるのか・・・しかも、あつらえたようにぴったり・・・という矛盾点は、さておいて、深田恭子さんのファッション早変わりの女スパイも見所のひとつかと思う。

・・・実際のところ、彼女の顔とは対照的な豊満な身体は、もっとも、スパイに向いていない体型と言えなくもないのだけれど、ソコは、ソレ。映画ってことで・・・。

それにつけても・・・やはり、メイド服が一番かわいかったな。深キョンは。
少し太ったようだけれど、バストのサイズがあるひとは、得てして太って見えるものだ。
彼女、靴のサイズが25cmというから、デカイと言えば、デカイのだろう。
相手の亀梨さんが、繊細な細さだから、余計に。

一番カッコよかったのは、結城大佐役の伊勢谷友介さんだ。
帝国陸軍の軍服とマント、銀色の馬頭ステッキが、それは、それは、貴族的な雰囲気を演出している。
ノーブルな男の見本だろう・・・いやぁ、眼福、眼福。

この姿を見るだけでも、一見の価値有りかと思う・・・そう感想を述べると相方一言。

『あしたのジョーでの伊勢谷友介の力石徹のイメージが強すぎて・・・。』

堪能できなかったらしい・・・軍服の伊勢谷友介さんは・・・。

そして、極め付け。

『やっぱ。いい女だよなぁ・・・。深キョンは・・・。』




蓑虫女

2015-02-06 22:51:05 | Weblog

週明けの月曜日に相方と映画に行って以来、ぼや~~~としていたら、あっと言う間に週末になってしまった。

その間、相方の会社は、事業売却、取引銀行口座凍結、債権者からのひっきりなしの電話・・・で、右往左往していたらしい。

立春の日の朝、地方紙が、『破綻』を報じたため、ネット上の倒産情報に、リンクされているし、情報の伝わり方の凄さに驚いている。
驚いてはいるが、私に出来ることは何もないし、何かしようにも、身体を動かすことさえ億劫で、ブログなども、書く気にならず、ただ、時間の経過の中にひとり、取り残された感もあって、世間から取り残されて間もなく1年半か・・・と思う。

今は(・・・というより、今も)、布団の中で、もぞもぞしていて、冬になると、軒下や木陰に貼りついている蓑虫のような体たらくである。
蓑虫は、蓑虫なりに、防寒、越冬などの目的があって、あの姿だけれど、今の私は、蓑虫以下の布団蓑虫女と化した。

・・・ただ、毎日。時間の流れの中に居るだけである。

子供の頃。
冬になると見かける蓑虫をみて、蓑虫は、暖かいみのの中で、冬をこし、寒い朝に学校へ行かなくてもいいのだから・・・出来ることなら、蓑虫になってみたいと思っていた。
のちのち、知ったことだけれど、蓑虫は、ミノ蛾の幼虫で、要するに大嫌いな蛾であるけれど、蛾であっても、何だか、暖かで、素朴で、地味な色と形で、冬の日溜りの中、ゆるゆると過ごせるのは何よりの幸せだと思っていた。
いまは、人間蓑虫状態だけれど、やはり、全てを遮断して完全なる蓑虫女と化する訳にも行かない。

蓑虫が、みのを作る習性を利用して、綺麗な色の布の切れ端や、色紙を細かく切ってやって、それで、蓑虫に綺麗なみのを作らせる子供の遊びがあると聞いた。

随分と雅な遊びだな・・・と思う。

小箱に入れておいた小さな虫が、端切れや毛糸・・・さまざまな色彩の糸や紙を纏って、アーティスティックな服?を纏った姿を、再び箱を開けた時にみられる楽しみ。

そんな時間の経過を楽しむことは、なくなった。
今は、暇は、敵であり、潰すものになっている。
同じ時間でも、使うのと潰すのでは、意味が違う。

やっても何の報酬もないゲームなどは、暇つぶしの一例のようだし、テレビなどもそうかもしれない。

蓑虫女と化したからには、時間に左右されず、ただ時の流れを感じていたいが、それがなかなか難しい。
益体もないことに時間は、使われ、どんどん置いていかれる日々だ。



映画:エクソダス 神と王

2015-02-04 05:33:09 | Weblog

立春。
夕暮れが遅くなってきた。
午後5時でも明るい。光は、春に向かって、速度をあげてきているようだ。


一昨日(2日)の週明け、月曜日。映画のレイト・ショー(料金が割引になるらしい)の、『エクソダス 神と王』を見に、相方と市内のシネコンへ。地方紙に『事業継続、断念』の記事が出てしまったために、銀行回りで、社屋にいない社長に変わり、やはり誰もいない事務所で、電話対応に追われ、映画でも見なくちゃ、やっとられん・・・ってことで、私も御相伴して、レイト・ショーへ。

今日のお題。
チャールトン・ヘストンの主演の『十戒』のリメイク版。
旧約聖書のエジプト人の奴隷と化したヘブライ人を神との約束の地・カナンへ連れて行く『出エジプト記(エクソダス・国外大量脱出)』を物語の根幹として、兄弟同様に育ったエジプト王・ラムセスとモーゼを導く神よる、彼の葛藤を描く。

それにつけても・・・。
かの国の神様って、なんで、こんなにも残酷なんでしょうしょうかねぇ・・・。

そもそも、神様ってのは、博愛・・・汝の敵を愛せよ・・・って言うんじゃなかったのかいな?
かの地の神様は、復讐の神なのでしょうかねぇ。

『復讐するは、我にあり。』

王(人)が、神に成り代わって、報復するのは、正しくないことなのかもしれない。神の仕事は神に任せておけ・・・。

『神のものは、神に。ローマ人のものは、ローマ人に・・・』ってのは、新約(聖書)か・・・。いづれにせよ、日本人には、分かりにくい神様なのであろうなぁ・・・。

(ヘブライの)神に導かれたモーゼは、兄弟同様に育った支配者であるエジプト王に、神の御業を見せつける。

ナイル河を鰐の血で染め、アブで、病気を伝染させ、大量発生したカエルを宮殿に侵入させ、大群となったイナゴに食糧を荒らされ、弾丸のように降る雹で、建築物を破壊し、挙句の果てに、エジプト人の子供を皆殺しにする・・・。自分の息子を失ったエジプト王・ラムセスは、神の意思とおり、ヘブライ人の奴隷を追放を決意するが、それを翻して、紅海まで追い詰める。
エジプトの一般市民には、何の罪もないと思うのだけれど。

壮大なスペクタクル叙事詩。それでも、神の思惑どおりではないようだ。
この先・・・千年、二千年と・・・約束の地から追放され、パレスチナ問題として、現在に至る過程をみていると、本当に、神の御業なのかどうか、私には、分からないのである。

モーゼと対話する神は、少年の姿となって、出現する。
何故か、不気味なキャラクターである(・・・何だか、昔流行ったホラー映画のオーメンのダミアンを思い出した・・・全然ベツモノであるけれど)。

総勢6000名近いエキストラの1日の弁当代が、500円?としても、1日だけでも…と妙な計算を始める相方。

どうぞ、世界が平安でありますように・・・。