大気の状態が安定しないのは、冬から春への変わり目だからだろうか?
一昨日の冷たい風雨が去って、翌日。
穏やかに晴れたのは、午前中。
お昼過ぎには、妖しい鉛色の雪雲がどんどん湧いてきて、16時過ぎには、夕立のような雨。
氷の粒の混じったような激しい雨。
その雨も束の間。
東の空に巨大な虹。
本日の画像。
自宅2階ベランダから、東方に立つ冬の虹。
冬に立つ虹は、珍しいような気がする。
虹のバックは、灰色の雪雲。
鉛色の重い雪雲は、不安の色である。
漠然とした・・・しかも、不安ばかりの未来の色である。
その中に一条の光を見出す虹。
虹の色は、太陽の光の分光。
スペクトル。
日溜りで、プリズムを置くと小さな濃い綺麗な虹色が出現する。
太陽の色だ。
手の中に納まる綺麗な虹。
暗雲をバックに立つ自然の虹と同じ太陽の光だけれど。
暗雲(不安)の在るとこにしか虹は立たない。
あの暗雲が、バックスリーンになって、虹の舞台が出来上る。
不安と希望は、表裏一体のコインの裏表なのかもしれない。
時雨(しぐれ)は、冬の季語らしい。
今の時期、使ってもよい『言葉』なのだろうか?
時雨れは、丁度よい時期に降る雨、恵みの雨・・・という佳い意味合いがあるらしい。
冬の虹は、春の訪れを告げるメッセンジャーなのかもしれない。
易経第3番目の水雷屯。
氷の下の雷は、春を待ちわび、動き出す・・・でもまだ時期尚早か・・・。