鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

宵から時雨(しぐ)れ③/彎月・月のお椀②/海神別荘

2017-12-09 01:15:21 | Weblog

昨日は、夕刻から宵のうちまで、時雨。
強い風とパラパラと音を立てている冷たい冬の雨。

そんな雨もあがったようで、東の空には、お椀の月。
カーテンの隙間から、月明かりが差しこんできて、目が覚めたので、ブログを書き始めました。


私は、ついこの間まで、上弦の月/下弦の月の意味を、間違えて捉えていて、月の弧の部分が下で、弦の部分が上にあるのが上弦の月、その反対が、下弦の月・・・だとばかり思っておりましたが・・・実は、新月から満月に向かって、月が太っていく期間の月を上弦の月、満月から新月にかけて、月が痩せていく時期を下弦の月・・・というそうな・・・。

20世紀の終わり頃までは、いちいち本などで、調べなければ、わからなかったことが、インターネットの普及で、パソコンで、調べられるようになって、今では、手許にスマートフォンという・・・瞬間で、疑問が解決してしまう・・・スゴい時代になったもんだなぁ・・・と改めて思いました。

泉鏡花の戯曲に『海神別荘』という作品があって、海に棲む乙姫様の弟の公子が、地上の美女をお嫁さんに迎えることになって、御嫁入の日・・・。
花嫁の到着を待つ間、侍女たちとスゴロクをして、間を持たせるというシーンがあるのですが、そのシーンは、まさに、ヴァーチャルの世界を先取りした描写です。

スゴロクをしながら、東海道の様々な風景などが、映し出される仕組みでした。
ヴァーチャル・スゴロク。

そして、地上のわからないことを調べるのに、姉の乙姫様の編纂した本を紐解くのですが、その本が、まさにスマートフォンそのもの。

様々な色で、溢れ、文字情報が飛び出してくる本なのですが、使うヒトが、『キーワード』を、頭の中に思い浮かべないと、情報が取りだせないという仕組み・・・。

正に、インターネットの『検索』機能つきの形をとった本と言えるかもしれません。

泉鏡花の活躍した明治時代、そして、この『海神別荘』が、再版された文庫本になった当時、まだスマートフォンは、この世の中に出現しておりませんでしたし、なにやら、海の中の御殿の中に、近未来の姿を予言したような内容で、今、思えば、凄いことだと思います。

1950年代だったか60年代だったか『スーパー・ジェッター』というモノクロのアニメーションがありましたが、

『流星号応答せよ!』

と腕時計状の機械で、空飛ぶ流星号を呼び出すシーンが、CMにもなりましたが、アップル・ウォッチそのものの形状ですかね?

ヒトが、想像した様々なものが、具現化されているようです。

タイムマシンも、実は、理論的には、実現可能だそうです???
ワープは無理みたいなことが、わかってきたようです。




不具合続く・・・。

2017-12-07 21:21:21 | Weblog

先日から、車のパワーウィンドウが、開かなくなってしまったのだった・・・。
運転席側の窓は、開くのだけれど、助手席とリア席が、全く開かない・・・。

月末に控えている車検に通るのだろうか・・・と思い、相方に相談?してみると

『窓が開かないって、どうなんだろうなぁ?電気系統が、ダメなら、修理費に、4~5万は、かかるよ。たぶん・・・。』

そして・・・。
物凄い音を立てるファン音にイライラしているノート・パソコン・・・。
こちらも、頻繁に電源が切れるようになった・・・ということは、そろそろ寿命なのかもしれない・・・。


車は、もう4年くらい前から、半年点検のたびに、

『そろそろタイヤ交換された方がいいですよ。亀裂がはいっているので、バーストするかもしれない・・・。』

とディーラさんから、威し?をかけられているも、年間走行距離が、3000kmに満たないから、まぁまぁ・・・ってことで・・・。

タイヤも表面が削れて、金属が露出していない限り、車検には、通る?らしい・・・ケド・・・。

今度は、パワーウィンドウかい・・・。

・・・しかし・・・なんで、運転席は、開くんだろうか・・・っつうことは、電気系統ではないのでは・・・。

お馬鹿なワタシは、少し考えてみたのだけれど、何かとモノ入りで、頭が痛い・・・。

翌日、家人を病院へ送迎するさいに、もしかしたら・・・と思って、パワーウィンドウ付近のスイッチボタンを手当たり次第押してみたのだった・・・・。

ウンともスンとも言わなかった窓が、ウィ~~~ン・・・と音を立てて、開くではありませんか!

結論・・・チャイルド・ロックが、掛かっていたようで(そんなロックがあるなんて、知らなかったのよ!)。

いつ押してしまったんだろう???


パワー・ウィンドウは、解消したけれど、パソコンは、不安定なままだ・・・。

願わくば・・・もう少し、頑張って、働いて貰えないだろうか・・・と思っているけれど、パソコン裏面が、熱を持っていない・・・ということは、(多分)放熱していない・・・ということで、電源落ちの現象が起きるのだろうか・・・。

裏面と側面のフィルター部分を、(無駄だと思うけれど)、電気掃除機の『強』で、吸い取ってみた。

フィルター部分に、埃が、目詰まりしているようで、化粧道具の小さなブラシで、フィルターの網目に、ひっかかった埃の固まり?を、ほぐしては、掃除機で、吸い取り・・・みたいなことを、やってみた(本当は、ダメらしい・・・静電気?などで、パソコン内の精密部品が、毀れるらしい・・・のだが・・・)。

電源を入れると、回りっ放しだったファンが、止まったりして、騒音は、多少、解消しているが・・・コレは、更に、悪化しているためなのか・・・少し持ち直しているのか・・・よくわからない。

車とパソコン・・・ふたつとも経年による老朽化で、それでもって、先月下旬の迷走神経反射を起こして以来、私の身体も少し、不具合だ。

コレも、老朽化・・・というか、老化・・・なのかなぁ・・・認めたくないけど・・・。



毒を召しませ!~知らない方が、悪い???

2017-12-05 21:21:21 | 社会・経済

午後3時を回ると、北の空に、鉛色の雲が、広がって、また時雨れか・・・或いは、霙(みぞれ)か・・・それとも一時的に暗くなったものか・・・。

鉛色・・・といっても、雷雲や雪雲といった本当に暗い色のものから、にわか雨くらいだと薄いグレーのような色合いで、冬の雲は、なにやら、小さな不安を呼び起こします。

不安は不安でも、これからちょっと先の予定は先延ばしにしようかな・・・というような軽い不安で、不安の中に微かな(何処へも行かなくていいんだ・・・みたいな)安堵感があったりもします。

そんなことを感じるのは、ワタシだけかな???



日頃、食べている加工食品と呼ばれるものには、缶詰、瓶詰、レトルトパック、パン、お惣菜、お弁当、デザートのスイーツ・・・と、およそ加工食品でないものは、生鮮食料品といわれる、野菜、果物とか、魚類、食肉類・・・というくらい、加工されて、販売店に並びます。

そのままでは、腐敗や細菌などの問題もあるから、保存料、防腐剤、防カビ剤に始まり、味を付けるにも、アスパルテームだとかの甘味料、着色料・・・。

そういうの入れなくていいから・・・ってくらい、添加物が多くて、1回の食事の料なら、大したことないかもしれないけれど、数年、数十年単位でみれば、相当、身体に取り込んでるような気がします。

話は、ちょっとそれますが、6年前の震災時、原発が、既に、メルト・ダウン状態のときに、当時の内閣官房長官が、

『安全です。ただちに健康への被害はありません。』

・・・という発言を、繰り返していて、安全・安全・安全と連呼するから、コダマのエダノとあだ名されたのは、まだ記憶に新しいところであります。

・・・この『ただちに』という言葉は、言い得て妙で、すぐには、影響はでないけれど、数年先、数十年先は、わからないかね~~~むしろ、被害が出る確率の方が、高いもんね~~~という、まあ、取りあえずは・・・的な、一時しのぎの発言でした。

・・・そんなコダマのエダノ氏は、国民に対しては、ひとまずは、安全だ・・・と宣言しておきながら、妻子は、フィリピンへ避難させたという話は、有名で、やっぱ、『安全』ではなくて、『危険』だったんじゃん・・・と思う訳で。


閑話休題・・・。

・・・で・・・私達が、何の疑いもなく購入し、日々食している(主に)加工食品への添加剤についても、やはり同じことが言えるんだろうな・・・と思います。

添加物ではないけれど、欧米では規制を始めたトランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング)を含まないクッキーやケーキ類を探すのは、もう困難の極みだし、隣の大陸で、作っている『加工でんぷん』に至っては、他には、問題がない原材料なのに・・・と思っている乾蕎麦の麺の打ち粉に、何故、加工でんぷんを使う・・・その無神経さに限りなく悪意を感じたりします。

『加工でんぷん』については、加工されたでんぷんらしいけれど、何を加工して、でんぷんを作ったのか・・・全くわからないそうです。

加工でんぷんの原材料名って、表記されていないし。

下水溝に流された油脂を、採取して、食品用に加工してしまう・・・そんなお国で、作っている『加工』でんぷん。コストと美味しさ・・・のために、健康が犠牲になっているのを、知らずに食べさせられている哀れな国民・・・。

厚生労働省は、利権だけで、国民の健康なんざ、二の次、三の次。

・・・こんな毒を、まんべんなく食品に混ぜているのだから、亡国も近いのだろうな・・・と思う昨今。

それでも・・・『毒を召しませ!』といわんばかり。

まあ、ただちに健康への被害はありませんので。

そして、もっともおぞましいのは、コダマのエダノ氏同様・・・妻子をフィリピンへ避難させたのは、危険だからね。それに、ちゃんと・・・『タダチニ』って言ったじゃない。

一応、食品成分表記は、してあるよ?
それを承知で食べてるんでしょ?自己責任でしょ。作る側には責任ないよ・・・。

そんなふうに言われているような気がしてならないのですが・・・。


宵から時雨(しぐ)れ②

2017-12-04 19:52:51 | 詩のような・・・?もの

夕暮れが、一直線に、待ったなしでやってくるこの季節。

そして、宵から時雨れ。

初冬の雨。

このまま・・・夜が明けることなく、ずっとずっと降り続いてくれたら・・・少しは、気持ちも楽になるのに・・・。

・・・なんて思ったりする年末。


年明けは、面倒だ。

また、イチからやり直し・・・みたいな。

何処まで行っても、堂々巡り・・・。


暗闇の中で、時雨の音を聴いていると・・・。

もう、このまま、ずっとずっと、このままで。

何を考えるでもなく。

明日の事など、考えるでもなく・・・。

そんなふうに、時間の流れの中に、融けてしまいたくなったりする。

過去の記憶に、ドップリ浸かって。


冬の雨・・・時雨れの音を聴きながら・・・。

随分、遠くまで来きてしまったね・・・。

もう戻れない過去に・・・再び、会うこともない過去に。

あの場所に戻れない・・・あの場所は、違う場所になってしまった。
形を変え、時を越え・・・。
私の知っているあの場所は、あの場所であって、あの場所でない・・・。

迷宮のような記憶を

時雨の音が、呼び覚ます。


宵のうち・・・時雨れるでしょう・・・。
宵のうち・・・時雨れるでしょう・・・。






泥の時代

2017-12-03 13:45:52 | 皇室
 
朝から、頭痛がする。

朝・・・といっても、本日の起床は、午前2時半。

就寝は、前日の午後7時だから、世間様とは、4時間くらいのズレだろうか・・・?

・・・で、頭が痛い。

お天気もよく、風もなく・・・おだやかな師走の日曜日なのに・・・。

私は、頭が痛いのだった・・・。

頭が痛い・・・といっても、我慢できないって程でもなくて、寝ていても痛いし、起きていても痛いし、頭や、目を動かしたりすると、とたんに、気持ちが悪くなって、嘔気が来る・・・。

動くに動けず、かといって、寝ていても、なにやら、半端ない焦りが、あったりする。

往生際の悪いこった・・・諦めて、眠ってしまえ・・・と思うものの、睡眠は、充分にとったから、眠くないのが、困るところであった。



それにつけても・・・。

再来年で、平成が終わりを告げるそうだ。

考えてみれば、失われた30年だったな・・・。

搾取され続けた30年だ・・・物心ともに。

千年に一度といわれている最大級の東日本大震災、原発事故・・・コレだけだって、物凄いことなのに、それ以前には、阪神淡路大震災、カルト教団による殺人事件・・・禍々しい時代だったようである。


しかも、最近では、隣国による核開発の脅威・・・何時までも、平和ボケしている場合じゃありませんよ。

自国は、自国で、防衛せんと・・・。

・・・で、その禍々しい時代の象徴が、生前退位される・・・という。


あの象徴は、泥まみれだな。

ある予言には、象徴・今上は、泥帝だそうだ。
(事実かどうか、わからないが、マル秘だったことが、ボロボロと零れ落ちてきたようだ。あくまでも噂ということだが・・・)

泥は、泥なりに、役割があるのだろうが・・・。

美しい蓮の花は、泥の中で、咲く・・・。

次の世代は、そう願いたいところだけれど、総領のジンロクなる次に即位なさる予定の殿下は、予言によると『哀帝』だそうである。

あの一族のどなたが、『哀帝』に即位なさるのか・・・は、現実に即位される迄は、どうなることやら?

・・・しかし、総じて、あの一族に関する霊能者と言われるひとたちの予言は、当たっていないような気がする?哀しい結末になるかどうかは、わからないが、いまのうちに、贅沢を享受しておくのもよいのかもしれない。

もしかすると、皇居にムシロ旗が立つ日が近いかもしれないが・・・それ程の気概もないか・・・穏やかな日本人だもんだな。


泥に塗れた平成の帝はすでに泥の中・・・


それにつけても・・・頭が痛い・・・。



落葉樹・冬枯れの頃。

2017-12-02 09:00:00 | 自然・気象

12月に入って、やはり・・・というか、寒さがパワーアップ・・・した感じです。

目が覚めると、いつも飛び込んでくるのが、コレ↓


北側の窓から見える橡(くぬぎ・推定)の木です。

一昨日くらいまでは、まだ、もう少し、黄色味のあった葉っぱでしたが、一晩か二晩で、すでに落ち葉色になってきました。
北西の強風が吹きつければ、散っていくことでしょう。

この木は、冬枯れした枝が、4月には、ほぼ一昼夜で、緑に芽吹く、身代わりの早い木で、野鳥が羽を休めていたり、様々な表情を見せる木です。

1年365日・・・カーテンを閉め切らない限りは、この木は、見えます。

楓(カエデ)であったら、もっと良かったかも・・・と思いますが、純粋な雑木林なので、庭木の楓が、自然発生・・・というのは、無理なのかもしれません?
少なくとも、コノ辺の平地の山林で、楓は、あまり見ないような気がしますが・・・(もしかすると・・・ですが、楓の木は、標高の高い山などに多いのかもしれません。日光だとか、那須の山には、コレっでもかって程あるみたいだし・・・だから、紅葉時は、道路が渋滞なのでしょう)。



そして、コチラ↓


まだ、幾分、黄色味の残る自室の南側のヴェランダから撮影した橡の木。

この木も、ほぼ毎日、目に飛び込んでくる木です。

結構、高木(こうぼく)です。


ああ・・・冬枯れだな・・・と思います。

大きなマグ・カップに、温かいココアをいれて、この木を眺めながら、飲むのが、好きです。


楓の画像コレクション

2017-12-01 06:51:56 | 自然・気象

昨日の雨で、今年の我家の楓も、終わったようです。



楓の木も老朽化したのか、土地が痩せてきているのか・・・以前の勢いがなくなったような気がします。

それでも・・・。

秋の終わりと冬の訪れのはざまで、今年も赤く色づきました。



青目のシロネコが、いなくなってから、ちょうど1年経ちました。

楓や橡(くぬぎ)の落葉の中を、トコトコ歩いていた姿を思い出します。

積もった落ち葉の中を、カサコソと音を立てて歩いて来たり。

舞い落ちてくる葉っぱと遊んだり、楓の木で、爪とぎをしたり・・・。

真っ白な背中に、真っ赤な楓の葉っぱをくっつけていたり。

シロネコは、いつも楽しそうでした。

フレンドリーすぎる猫でした。





冬の日暮れは、早いのです。

早く、早く・・・帰っておいで・・・。

今でも、そんなふうに願わずにはいられない冬の扉の向こうへ行った日です。