夏日だった週末から、三月下旬~四月上旬の気温に戻った大型連休明け。
押し入れに仕舞った毛布をひっぱりだし、仕舞おうと思っていた長袖のトレーナーの出番再び。
(昨日の続き)
昨日の午前10時に自宅を出て、都下へ。
そして、再び、地元駅に戻り、車を駐車した市役所第二駐車場から、今度は、県央へ(疲れるので、あまり予定を入れないようにしているのだけれど、昨日は、それ程、疲れなかったのは、行って帰ってきただけだし?でも、定期点検は、神経を使うんだよね~~~)。
さて・・・。
2015年3月に始まった映画『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』最終話を迎え、前作以前の映画より、上映時間も長め。
大型連休明けの月曜日・・・シネマ・コンプレックスは、観客のキャパシティが、一番多い上映スペース。
観客層は・・・ガンダム・ファンというか・・・若い男性から、シニア層まで。
9割が、男性で・・・(たぶん、オ〇クと呼ばれる、或る意味、一つの分野では、ものすごく、知識が広く、小さな事まで、把握している・・・人たちなのでしょう)。
1970年代後半に、始まった『機動戦士ガンダム』のガンダム完成をまじかに控え、その発端となった人類史上最悪の1年戦争に至る前とその直後の物語。
スペース・ノイド(宇宙移民)の思想を提唱したジオン公国設立の父・ダイクンの血を受けたシャアとセイラの兄妹の物語を軸に、3年にわたり6回上映されてきたTHE ORIGINの結末。
そして、物語は、約40年前に始まった一番最初のガンダムへ、収斂されていきます。
機動戦士ガンダムでは、人類最悪の1年戦争の発端を作った絶対悪であるシャアですが、今回、映画の中で、こうつぶやきます。
『私に跪け。神よ!』
たぶん、シャアという人物を一言で語るなら、神の上に君臨する神がかり的な・・・ヒーローなんでしょう。
幼い頃から、暗殺の危機に瀕し、誰も信じず、そして、或る意味、自分も信じず・・・だから、あの不屈の精神で、なんでもやり遂げてしまう。
知力・体力そして、神が支配しているだろう『運命』すらシャアの掌のなかにあるようでした。
(テレビのスポンサーによって、一時期、出番がなくなりもしたけれど、こういう大人の事情の他にも)軍律違反などで、鉱山でバイト?してみたり???そんなどん底、人生が
上手くいかない時期でも、彼は、自分を鍛え続け、そしてそれさえ、『チカラ』に変えていきます。
本来なら、ジオン公国のプリンスであったはずのシャアですが、いま、その地位にあるのは、士官学校の同級生のガルマ・ザビ。
ガルマとの偽りの友情も演出するし、両親を死に至らしめたザビ家の人々の前で、忠誠を誓うふりもする・・・。
しかし、神を跪かせたようにみえたシャアですが、やはり、シャアも神ではなかったことを知ります。
神は、跪いたようにみせかけて、ララァを取りあげてしまいました。
ララァの命を奪ったのは、ニュー・タイプとして覚醒をはじめたアムロ・レイでした。
それにつけても、ジオン公国は、大量にモビル・スーツ『ザク』を量産しているのに、たった1機の『ガンダム』に、翻弄されてしまいます。
まあ、ソレだけ、ガンダムは、凄いモビル・スーツなんでしょう(っーか、そういう設定)。
その物凄いモビル・スーツに、アムロが、搭乗することによって、ニュータイプと呼ばれる精神世界というか、遺伝子の変異というか?よくわからないけれど、超能力?オカルト?神がかり的?な新しい人類の覚醒がテーマになっていきます。
ガンダムの『白』、シャアの搭乗する『赤』いザク(ザクでよかったんでしょうかね?グフだとか?いろいろあって、覚えられないの!)
さしずめ、『赤と白』のエクスタシー???ってことでしょうか?(ごめんなさい。映画・天と地とでした???)
まあ、そんなこんなで、『機動戦士ガンダム』では、絶対悪であったはずのジオン公国とシャアの物語は、視点を変えて、時を超えて、現在に至ります。
途中、ご逝去された声優さんもいらっしゃるし(セイラ役の井上遥さんをはじめ)、一番最初から、出演されているのは、池田秀一さん(シャア)、古谷徹さん(アムロ)、古川登志夫さん(カイ)・・・でしょうか?
ミライさんは、白石冬美さんだったような気がしますが、映画では違っていましたようです???
そして、私の好きな漫画家さんの安彦良和さんのあのキャラクター達。
(少女マンガの10等身、化け物にちかい手足の長さ、瞳の大きさを見慣れたこの身には、特徴のある魅力的なキャラクター達でした。THE ORIGINでは、美しくなってましたね。ランバラルさんは、スレンダーで、若くなっていたし、ハモンさんとか、マ・クベさんとか。)
THE ORIGIN・・・終わってしまって、残念な・・・少し寒い5月の雨の日・・・。