くもりがちで、蒸し暑い。すっきりと晴れることのない週末。
午後、遠雷が聞こゆるものの、本降りにはならず、宵の内、小雨。県央、県北は、雷雨激しき也と、ニュースは伝える。
私は、基本的に、刑事ドラマと医療ドラマしか見ないのだけど、2019春ドラマは、医療系ドラマである『ラジエーションハウス』と『インハンド』が秀逸だったと思う。
『インハンド』は、医療系といった病院ものというよりも、医学系・学究系というべきなのかもしれないが。
偏屈な義手の天才寄生虫学者と元・医師、そして、内閣府の官僚の三位一体のドラマで、国民の健康なんかどうでもよくて、カネもうけ主義の厚労省(まあ、厚労省だけじゃないですけど。全ての省庁がそうだもんね)に立ち向かうモト外務省の女性職員の3人が、連携する科(化)学系ドラマ。
ヴァイラスなどの化学兵器は、おカネのかからない兵器として、ひとつの国を亡ぼす威力を持つようで、核兵器を作るより安上がりだし、ばらまくのも・・・案外、簡単なようで、最近では、エボラ出血熱のヴァイラスが研究のため、日本国内に持ち込まれたとか・・・なんて、ニュースがあった。
自分の家の隣で、そんなヴァイラス研究をされたら、そりゃあ、心配だよね。
・・・でも、そんなことが、栃木の山奥の村で、起こったという設定。
しかも、米軍により、遺伝子操作で、致死率が、100%近いものに改造されていたとかいう・・・。
製作サイドの関係なのか、所在の県南にある医科大にロケが入ったり、エボラ感染で封鎖される村が、県北(らしい)処という設定。
しかも、米軍により、遺伝子操作で、致死率が、100%近いものに改造されていたとかいう・・・。
その脅威のヴァイラスに対抗できたのが、寄生虫だったりするという・・・???
そして、寄生虫を愛する偏屈な博士が、過去のトラウマを解決して、新型エボラに打ち勝つ・・・。
それにつけても・・・寄生虫学者を演じる山下智久・・・適役でした。
義手もよくできていて、なかなかに、興味深い。
映画『シン・ゴジラ』でもそうだったのだけれど、有事には、無能な内閣、官僚、官公庁が、浮き彫りになっているあたりが、なんとも。
ドラマで、ちゃんと取り扱っているんだから、現実のマスコミさんも、きちんと正しく、報道すりゃいいのにねぇ・・・などと思った次第で・・・。