1月12日(水) 晴
北風が冷たい。
日本海側の大雪情報が気象情報で流れ、新潟のツノヤマさん、オオシマさん、富山のかよ子さんらの、厳しい日々に思いを致す。
群馬のチエ子さんからは、「空っ風が強いけれど、雪は無いのですよ」と伺って少し安心した。
全国金つなぎの皆さま。
どうぞ、天変地異も已む無く受け入れて、弱虫オミクロンも跳ね返し、【自然治癒力・自己免疫力の賦活】をお忘れなく、日々をお元気で‼
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私の街では、自治会主催のどんど焼きが全国各地に先駆け9日に、しかも以前から燃やしていた地内の集会所横の空き地でのお焚き上げは、数年前から廃止となった。
毎日は、あっという間に過ぎて行き、柳田國男が『遠野物語』に書き残された鄙びた郷の物語などを孫たちに伝える時間も心の余裕もないままに、時は過ぎる。
…なんだかなぁ!
わが家の門松は、正夫義兄さまが津市の自宅の、大きな孟宗竹のひと節を花器に仕立てて、松と竹と梅、千両、万両など、すべてを自庭から調達して作り、年末に届けてくださるので、新年を迎えて1週間あまりで無き物にするのは忍びなく、今年も1月15日の小正月まで玄関先に飾り、国の弥栄と、日ごろ関わってくださるすべての皆さまの、お幸せを祈らせていただく。
友人の美恵子さんと、「ウチんちのお餅は最高!」と自慢しあい、「ではでは少し替えっこしましょう♪」と。
美恵子さんは丸餅、さくらは郷里松阪の角餅を交換し、こんがり焼いていただいたら、いずれもが美味・幸せ。
お餅、好きなんですぅ。
「遠野物語」を孫たちに・・・というさくらさんの気持ちにさくらさんのいろんな想いが込められているような気がしました。
不気味な話や残酷な話もたくさんありますが、ただ面白いかどうかだけではなく、古くから各地で伝えられてきた民話や伝説の持つ力やその意味をちいさな子供たちにも考える機会を‥ということでも意味があると思います。
自然を神とした貧しい山村の農民たちの祈りや生活の様子を伝えた美しくも悲しい伝承物語りが後の日本民俗学成立のもととなったことを思うと民話や伝説の持つ力をかんじてしまいますね。
柳田國男、太宰治、宮沢賢治の醸す北国の妖しの物語は、短くも心の襞に沁み込んで、日本人の情念を育ててくれます。
諸外国にも、同じような文化伝承があることを知るにつけ、何びとであっても、【生きる心の糧】としての伝承文学の必要性に思いを致すこの頃です。