さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪一家で詣でる墓参も叶わず、病院の救急外来に行く

2013年05月04日 21時29分12秒 | さくら的非日常の日々
5月4日(土)晴

朝、9時前にママが迎えに来てくれて、不本意ながら名張市立病院の救急外来に行く。
既に3人ほど来ておられて、一昨日、「早めに来られた方が早く済みますよ」と言われたように、帰るときには待合室がかなり混雑していた。

ひっきりなしに電話が鳴り、応対の女性は受話器が耳から離せない有り様だ。

今日は担当医が整形外科のDrなので、「早くに診断書をもらって、警察署に出頭し、人身事故の届けをしなさい」ということで、初診時に今日の受診をすすめてくださったのかどうか、とにかく、生まれて初めての交通事故遭遇とあって、何をどうすればよいのか皆目分からない。

昨夜から痛みだした左胸となぜか一昨日は見逃された左足の痛みと腫れについて、レントゲンを撮っていただいた。

診察室で、「こののちは、金曜日の園田部長先生の外来を受診したいので、今から予約を取らせていただけませんか?」
「えっ?、園田先生は今度の金曜日が初診外来です。 初診で診ていただくことになりますが…?」
「あ、いま先生にご診察いただき納得して質問もさせていただいて、でも、園田先生には主治医として整形外科でお世話になっておりますもので…」

これって、このやりとりって、今日のDr.に対して、失礼だったかしら?

結局、うっかりしていて傷の手当ても、湿布薬も痛み止めのロキソニンも、いただかないままタクシーで帰宅。 後で気づいて受付に電話を入れたら、「いま、大きい事故の患者さんを診ていますので、処方が遅れます。 院外薬局などでお買い求めください」と。

帰途、「名張管内、交通事故が多いんですよ」と、タクシーの運転手さんに伺った。
一昨日の、あの強烈な車のライトと乗り上げてくるような車体の威圧感が甦る。
こんなに怖い、痛い目に遭っておられる方がほかにもおられるのね。

どうぞ皆々さま、軽微な事故で終わりますように!


        

救急車の中で貼っていただいたマグネットシールのようなものが、背中と肩甲骨あたりに各2か所、おなかに1か所の計5個貼付され、うっかりはがすのを忘れていたの。
車内で心電図を取っていただくときに必要なポイントシールなのだそうだ。

左胸のレントゲン撮影で見つけていただき、記念に1枚!
…さくら@人騒がせ♪

そういえば。
一昨日、背中にほかほかカイロを貼り付けたままレントゲンを撮っていただき、「何か、貼っておられますね!」とカイロをはがされ、「…もう、捨ててよろしいですね?」と捨てそうになさるのを、「なんで~? 夕方に貼って出て来たばかりなんですよぉ。 帰りに寒いから、置いといてくださいませ~!」とレントゲン技師さんに懇願したさくら。

深夜の診察が終わって、救急外来の待合室で支払いを待つ間、香代子さんに顛末を報告して、二人で「くっ、くっく…」と笑い合い、そんなご病人や付き添いさんはどなたもおられないのだった。

香代子さんとさくらは、死ぬ時にも「くっ、くっく…」と笑いながら逝くのだろう、とその時思った。   



     

夕方、事故の相手方・Tさんが「近くまで来ましたので…」と立ち寄ってくださった。
シャトレーゼのお菓子を頂戴し、少し恐縮する。

「私はあの場所を通った不幸せ、あなたもあの時間に来合わせた不幸せ。 お互いに、この出会いを明るく楽しいものに出来れば良いですね!」。さくらが、本当にそう思えるのも、傷が軽くて済んでいるからだろうと思う。

難有り、有難し!
お互いに、有難いことである。


        

昨日、香代子さんや紀子さん、長男夫婦に説明するために、現場の見取り図や事故の様子をイラストにしたのだけれど、それとヘルメットをTさんに見ていただいて、再確認いただいた。

「だからって、私、あなたに無理な要求をしようなど一切思っていませんから、ね♪ 一日も早く治らなくては! 仕事の出来ないことが困るから! とにかく休んでいられないので…」


        

Tさんと入れ違いに、鳥羽と松阪の墓参に行ってくれていた長男一家と次男一家が帰宅し、夕ご飯のお惣菜一式を、ダンボールいっぱいに買って来てくれた。

「食事に出かけるのも、さくらの手づくりも厳禁! 安静第一!!」を言い渡され、ゆきみとぎんしろうが、インスタントラーメンを作っている。


     

近頃、スーパーやコンビニには、手づくりのお惣菜が増え、有難いことである。
それぞれに結構なお味で、皆の顔がほころんでいる。

意外に楽しそうで、何もしてやれないばば様は、ほっと安堵のため息を漏らす。

                   ◆

次男に事故の顛末を話して、「人として甘すぎる!」と散々叱られ、二人の息子の指示に従って名張警察署に電話をし、事故当日の自分の【良い子ぶりっこ】を反省し、当日調書を取っていただいたクサカ警察官にお会いして、改めて調書の確認をさせていただけることになった。

何を隠そう。 
さくらはバイクの運転免許証を取得して以来33年の間、無事故・無違反の優良運転手なのだ。
25年間無事故・無違反の表彰も受けて、記念のテレホンカードも大切に保存している身である。

…だから。
事故に関わりたくない、というのも、偽らない気持であった。

「ナニを言うてるの!」
息子たちは、「馬鹿じゃないか?」という顔をした。

<m(__)m>、<m(__)m>、<m(__)m>
でも。
どなたに対しても!

さくらは、そんな人間なのですぅ。





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3 コメント

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Unknown (美和子)
2013-05-05 16:17:27
とんでもない事故ではありませんか
ビックリしました。
先のブログで拝見した時はバイクで転んだのかなと思っていました。
ユックリ休んで直してくださいね
お大事にしてくださいませ
返信する
とにかく休んでください!! (恭子)
2013-05-05 18:22:19
事故にあわれたことにびっくり!救急車の中の様子にびっくり!気丈さにまたびっくり!
とにかく休んでください、墓参も仕事もあれもこれも元気になればできますから・・。少なくとも一週間は安静にし
様子をみてください。お願いしますお体大事にしてください。
返信する
びっくり、びっくり (リリー・マルレーン)
2013-05-05 19:12:24
家族で悲鳴をあげました。
さくらさん、もう、心配でかける言葉もありません。
お大事に、お体お大切に、皆の体ですもの。
一日も早いご回復を祈っています。
返信する

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