1月24日(火) 曇、夜に入って全国的に雪
午前7時半から8時半まで、毎週火曜日に地元・比奈知小学校の児童の登校を見送る。
車の交通量の多い三叉路を120余名の児童が、グループごとに横断していく。
このボランティアを始めてから7年。一度も危ない目に遭ってはいない。
スタート時の富貴の会総会で、小学校の校長先生から依頼されたこの事業に対する反対意見が大勢を占めていて、役員さんが嘆いておられた。
教員OBのS氏が急先鋒で、席上、「事故が起こってからでは遅いのですよ。警察も市役所も、ましてや学校も、誰も補償をしてくれません」、「責任を問われますよ」ともおっしゃる。
老人会活動にはノンポリのさくらであったけれど、思わず言った。
「そんな時こそ、大人がその場にいてやらないでどうするのですか?」
補償ではない、責任以前の子どもたちの命を守る大人でありたい、とも言った。
そんな経緯から始まったボランティアだから、無事故の事実はまことに感無量で、「出来る幸せ」を満喫するひとときである。
ひまわりコーラスで、杉本竜一さん作詞・作曲の『Bleave/ビリーブ』に挑戦する。
キュートで美しい、富永智江子先生が、「お目目パチクリ、おしりをキュッと締めて、腹筋もきゅっと締めて!」、「前歯をむき出して、鼻濁音を忘れずに!」と檄を飛ばされ、言葉通り歯をむき出して(つまり笑顔で歌うことを)教えてくださる。
<先生の体は、楽器なのね!>と納得させられる、それはそれは美しく澄み切った高音がアカペラで繰り出され、うっとりしてしまう。
いつの日か死の床で誤嚥に苦しむとき、どれほど苦しく辛くとも「コーラスで気管支と声帯の筋力を鍛えて来たから、この程度ですんでいるのよね」と納得して受け入れていける。
実際、見送ってきた病友がたの終末は、誤嚥で苦しまれる例が多いのだ。
【備えよ、つねに!】
はいっ。
コーラスのあと、ふれあいホールの前の喫茶・レストラン「純」のランチを楽しむ。
今日のメニューは、季節を先取りしたちらしずしとふろ吹き大根、ハマグリの潮汁(うしお)。 食後に珈琲が供され、併せて@800♪
いつも、美味・馥郁の手づくり食でもてなしてくださる繁盛店。
今日も、滑り込みセーフで歌友の美恵子さんと2食だけ予約が取れた。
女主人が犬と猫を7匹ほど飼っておられ、今日は2匹のプードルと1匹の猫がお店に出ている。
顧客は誰もが動物好きで、猫がテーブルに乗ってもお構いなしだ。
常連のご婦人が、紀文のちくわやカニカマ、ちゃおちゅーるなどを袋いっぱいに持参され、犬も猫も喜んで食べる。
みるくに逝かれ悲嘆の極を経て来たさくらも、猫のふうちゃんを抱いて、逝った仔を懐かしむ。
ペットロス、振り払おうとしても、まだまだまとわりついてくるよ。
「児童の登校の見送り」についてはまさに上杉鷹山の「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」という歌の教訓を実践しているものですね。
私も常々ブログを通して色々なことを学ばせていただいていますが、「誰かのひとことが・・」とか
「誰かのひとことで・・」ということで自分も影響を受けることが多々あります。
いつ、どの場所でも「勇気ある発言」は必要ですし、貴重ですね。
さくらさんに敬服あるのみ・・です。