友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

思うままに生きればいい

2025年01月30日 18時02分02秒 | Weblog

 朝から冷たい風が強く吹いている。西の伊吹山から吹いて来る伊吹おろしだ。それでも小学校の運動場では子どもたちが元気に飛び回っている。ジッとしていては寒いから、動き回ることで身体を温めているのだろう。

 私の子どもの頃も、寒い時は陣取りとか馬乗りなど、激しくぶつかり合う遊びが多かった。子どもは元気だというより、それくらいしていないと寒さで凍えてしまう。教室に戻っても、エアコンは無いから、廊下側の席は隙間風で寒かった。

 家には火鉢しか無かったから、冷たくなった足の指先を火鉢で温めていると、祖父に「行儀が悪い」と叱られた。でも私は、祖父が火鉢に足を乗せているのを知っていた。年寄りは自分勝手だと思ったが、口答えしたことは無かった。

 今から70年も前のことだ。結婚して子どもができ、子どもたちを連れて旅行したり、私は典型的なニューファミリーだった。子どもを叩いたり叱ったりしたことは無く、他人に迷惑をかけてはダメと言ったが、基本的には自由にさせていた。

 その娘たちも今や団塊ジュニア世代として、世間をけん引する立場にあり、社会の規範や価値観を創り出している。それがいいか悪いかは、誰も分からない。親としては、落ちこぼれずに、普通の暮らしが出来ていれば安心する。

 昨夜,NHKテレビの『クローズアップ現代』を観ていて、とても考えさせられた。ゲストは歌手の「ちゃんみな」さんで、団塊ジュニア世代の子どもたちくらいの女性だった。『美人』という歌を披露したが、子どもの頃から「ブス」とか「デブ」と言われ続けたそうだ。

 大人が「人それぞれだから」と多様性を持ち出して慰めてくれても、「ウソ臭さ」や「無責任」を感じたと話す。「評価は他人がするものではない」と彼女は言い切る。Z世代の価値観や生き方を見た気がした。

 長女のところも次女のところも、これから青春を迎える娘がいる。どんな風に育っていくのか、楽しみである。ジイジとしては怖さもあるが、なあーに、思うままに生きればいい。

コメント (2)
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