友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

船橋楽器資料館はすごいぞ!

2009年02月27日 22時44分15秒 | Weblog
 今日は大和塾の2月例会で、岩倉市にある『船橋楽器資料館』へ出かけた。ここには世界各地の民族楽器約1300点が収集されている。館長の船橋靖和さんが長い年月をかけて集めた貴重な楽器資料館だ。私設では日本一とも言われているが、実際に今日見学させていただいてそのとおりだと思った。

 ヤンマーの国立大学にも無いといわれる「ビルマの竪琴」やアマゾンの奥地で丸太をくりぬいた太鼓や、とにかく珍しいものがいっぱいある。宝石を埋め込んだ高価な楽器から、木の棒に糸を巻いただけの素朴なものまで、値段などつけられない船橋さんの思い出が詰まった貴重な品々である。

 幸いにも船橋さんがみえたので、楽器の一つひとつにまつわる思い出や楽器の素材、演奏の方法、歴史など、盛りたくさんの話を聞くことができた。こんな大切な体験は私たちだけに留めておくことはもったいない。ぜひ、大和塾の市民講座で講演をとお願いしたところ、快く引き受けていただき、5月23日(土)の午後に開催できる運びとなった。

 「有史以前から、世界のあらゆる民族が、音を楽しむためにいかに智恵を絞ってきたか、人間にとって音楽とはなにか」と船橋さんは熱っぽく語る。夫の身勝手な収集にあきれながらも支え続けている妻の口から愚痴は聞けなかった。むしろ、心が温まるような美味しいコーヒーを「どうぞ」と言う時の笑顔が印象的だった。

 楽器といえば、午後からは孫娘の中学校で『卒業生を送る会』があり、孫娘は「全員合唱のピアノ伴奏をするから見に来ていいよ」と言って出かけていった。例会が早く終わるかわからなかったので、確約はしなかったけれど、間に合う時間であったので出かけていった。それに先生方によるアンジェラ・アキさんの『手紙』の合唱が聞きたかった。難しい曲なので生徒たちが歌うようなレベルには達しなかったけれど、その心意気には感心した。会場の生徒たちからは手拍子も沸き起こった。

 孫娘のピアノ伴奏は比較的落ち着いてできていたのに、先回のピアノの発表会と同じで最後にきてちょっと息切れしてしまった。それでも実際、時間のないところでよく頑張ったと思う。『送る会』は卒業式のような堅苦しさがなく、だからといってだらだらと続くということでもなく、生徒たちがそれなりにテキパキと役割をこなし、盛り上げていた。最後に3年生が男女1組ずつ、在校生の拍手の中で退場していくのだが、下を向いたまま足早にいく子が多い中で、保護者席に向かってピースサインを送る愛嬌のある子もいた。

 私たちの頃とは全く違う卒業の儀式に、子どもたちの参加意欲と先生たちの努力とを感じた。中学の3年間、そして18歳になるまでのこの後の3年間、きっと多くの思い出が生まれるだろう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 河津桜を見てきました | トップ | 昼食は孫娘の友だちと »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事