アメリカのバイデン大統領が、11月に行われる大統領選挙から撤退すると表明した。6月のトランプ前大統領との討論会をテレビニュースで観ていたら、これではダメだと思った。しかし、現職の大統領だからと強気でいたが、あのトランプ銃撃事件で一気にトランプ人気が高まってしまった。
銃撃を受けて負傷したのに、右手を高々と差し上げ、負けない姿勢を示した。あの姿を見たら誰でもが、「神に守られた人」と感じてしまっただろう。強いアメリカの再現をトランプさんならやってくれると思ったことだろう。ヨタヨタして言葉に詰まるバイデンさんがいっそう貧弱に見えてしまう。
副大統領から大統領に上り詰め、世界の注目を一身に受けながら、身を引くことはさぞ辛かったことだろう。まだまだやれると思って来たのに、引退を決意するのはそう出来ることでは無い。民間の会社でも、社長交代は難しい。年齢制限がある訳ではないし、健康であればなおさらである。
それでもいつか、交代の時は来る。下の者が、息子が、上の者で創業者である人や、会社を大きくした功労者の父親に、引退を迫ることはなかなか出来ない。本人が状況を判断して決意を示すなら、円満に事は運ぶが、意外に本人はまだまだ不安だなどと思ってしまう。第三者が口添えするといいのだが、実際はそれも難しい。
昨日、我が家に見守りに来てくれた孫娘は今日、大阪にいる叔母である次女のところへふたりの息子を連れて行くと言う。相談された母親である長女は、「止めなさい」と言ったが、次女は歓迎しているようだ。自分のことばかり考えずに、乗せていく二人の子どものことも考えて欲しいと思う。
私はそんな暴走は危険だと思うが、祖母であるカミさんは余り心配していない。無事に帰ってくることを祈るしかない。
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