友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

彼女は楽しく生きているだろうか

2024年07月05日 17時09分37秒 | Weblog

 中学の時からの友だちのカミさんからハガキが届いた(写真)。6月25日のブログに、どうしようか迷いながら、友だちのカミさん宛てに手紙を書いたと記した。彼の現状を知っても、どうすることも出来ない。教えてもらうことの意味がわからず、躊躇していた。

 彼のカミさんはよく知っている。中学生の時、私はルーテル教会で聖書研究会を行い、クラスの男子を連れて行っていた。彼は最初から最後まで、私に付き合ってくれた。彼の高校の後輩の女性との中に、色白でふっくらとし高い声の明るい子が教会に来ていた。彼に頼まれて、隣町の彼女の家まで行ったことがある。

 どんな返事が来るのか、ドキドキだった。「皆のなかに(夫の)名前が出てきたと言うのは有難い限りです」とある。「フェニックスと呼ばれながら、入院中ではありますが健在です」「与えられた人生楽しく楽しく ケセラセラ~デス 御自愛下さいませ」。強い女性になったなと心からそう思った。

 また、娘さんも居るようで、安心した。彼女は看護師さんだったはずで、実習中の名大病院へ彼に付き添って行ったことがある。彼は彼女に夢中だった。ボクらは小説に出てくるような「初恋」を追い求めていた。なのにどうして、エロ雑誌や見たり、エロ映画を観に行っていたのだろう。

 彼と私はよく似ていた。彼には上に優勝な兄がいて、下に可愛い妹がいた。中3の時、お父さんの転勤で(?)、刈谷に越してきた。担任から彼のところへ届けるように言われて、家を訪ねたのが出逢いだった。病弱だった彼を思って、担任は商業高校へ進学させた。彼は不満だったが、彼女と出会い、生徒会長を努め、充実した時を過ごした。

 彼女が言うように、「与えられた人生」を楽しく生きていこう。それにしても、長い闘病生活の夫を、見守る彼女は楽しく生きているだろうか、ふと、そんな要らぬことを思ってしまった。

 


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