おおー、涼しい風が吹き抜けているのに、午後5時を過ぎても室温は31度もある。午前中、日陰のルーフバルコニーで作業をしていた。爽やかな風が吹いていたのに汗びっしょりになってしまった。
居間で新聞を読んでいたカミさんは、「秋を感じるわね」と風流なことを言う。意地悪して「どこに?」と聞いてみた。「風とか、陽射しとか‥」と答える。確かに、真夏のようなムシッとした暑さは無い。それでも身体を動かすと汗がどっと出てくる。
しかも暑いのに鼻水が出る。急いで汗で濡れた下着を脱ぎ、タオルで身体を拭き、新しい下着に替える。テレビでイギリスのエリザベス女王の棺が運ばれる様子が報じられていた。沿道ではたくさんの人々が棺の車列を見送っていた。ロンドンのウェストミンスター寺院に安置され、19日を休日とし「国葬」されるが、それまでは国民の弔問も可能という。
岸田総理大臣は「やれやれ、間が悪い」と思っていることだろう。安部前首相が凶弾に倒れ、「国葬」を口にした時は、こんなに反対の声が多くなるとは思っていなかっただろう。「統一教会」との関係で安部前首相が深くかかわっていたことが分かってきて、「ヤブヘビ」と悔やんでいることだろう。
イギリスの共産党も「国葬」反対とは言い出しにくい。弔意を表すことに異存はないだろう。安部前首相の場合は「国葬」の根拠が曖昧である。国家元首と首相とは位置づけが違う。しかし、岸田総理の口から撤回はあり得ない。後は昭惠夫人から「国葬辞退」を言ってもらうしかない。
「国葬」には国民の心を一つに向かわせる働きがある。参議院選挙で勝利し、「未来を切り拓く、新しい資本主義」を謳う岸田総理には絶好の機会と見えたのだろう。インターネットに、「やぶれかぶれの岸田総理は解散・総選挙に打って出る」の記事もあったが、勝てない選挙よりもジッと耐え忍ぶだろう。きっと。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます