友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

「子は親の背を見て育つ」のだから

2022年09月14日 17時45分45秒 | Weblog

 こんな小さな市でも、小学校の高学年の中には、弟や妹の面倒をみなければならない子がいる。不登校の子もいるようだが、実態は分からない。中学校ではこうした子の数はもっと多いだろう。でも、学校としては何が出来るのだろう。

 担任による家庭訪問は、まだ行われているのだろうか。一切の問題を担任だけが抱え込むには無理があるし、予算があれば専門の教師を置くことも出来るだろうが、それで「解決」とはならないだろう。運動場では子どもたちの元気な様子が見られるのに、見えない子にも光は当っているのだろうか。

 「いじめ」も深刻な問題だ。調査することが吉とも凶ともなる。クラス全員の生徒や児童に目を配り、尚且つ問題を見つけ、掘り下げる、そんなゆとりが個々の教師にあるのだろうか。教師にも個人差があるのは仕方ないし、学校によっても取り組みは違ってくる。

 今は、ほとんどの子どもたちがスマホを持っている。情報は過剰に出回っている。何が正しいのか、何がウソなのか、果たして子どもたちに判断できるのだろうか。テレビで中国の軍事力を元自衛隊の将校が分析していた。中国国民も例外なくスマホを持っているようで、軍は統制をかけることで「まとめる」だろうと言っていた。

 情報の公開は民主主義の根幹である。どんな情報であっても、統制を許さず、個人が判断できる能力を身につけることだ。ひとり親世帯への援助など、お金で解決できることは政府に早急にやらせればいい。税金は困っている人に遣われてこそ生きる。

 私たちの時代には無かった過酷なことが、子どもたちに迫っている。善悪の判断や価値観、美意識は押し付けることは出来ない。子どもたちがそれぞれに選択できるように、大人は手本を示さなくてはいけない。「子は親の背を見て育つ」のだから。


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