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2020.06.21 破竹の炒め物のこと。

(6月20日)
今日は、さくらさんと梅田で会った。
先日、破竹の煮物のことを話した時、それ作ったら持って
来てと、めんどくさいことを、さくらさんが言った。
そんなん無理無理と言ったが、何となく覚えていたので、
破竹の煮物は無理だけど、炒め物は少しだけ持って行って
上げようかと思い、小さな瓶に詰めて、持って行った。

喫茶店でこれを渡すとき、「一番小さな瓶に入れて来たわ。」
と言ったら、「大きな瓶でも良かったのに。」ですって。
そうはいかんわ。

彼女は、服飾関係にとても詳しい。
最近出来た、阪急百貨店のLサイズ専門売り場を教えてくれた。
色々物識りになる。

彼女と別れてから、あの破竹の炒め物は、自分用だったので、
あっさりと醬油だけで味付けしたけど、人に差し上げるからには、
砂糖や出汁の素などを少し加えて、味をしっかりさせるべきだった
かなと、すこし後悔した。

多分、あっさりし過ぎて、お箸でつまむ食べ方なら、美味しくない
かもしれない。「ご飯の上に乗せて、かっ込んで食べたら美味しいよ」
(この食べ方が最高)と、明日起きたら電話しようと考えていた。

(帰宅後の夕食)
破竹と牛肉の煮物の残り、破竹の炒め物、
大根の葉のキンピラ、ごはん、梅酒

大好きな破竹を食べながら、こんなに竹が好きなんて、
パンダの気持ちがわかるなと思った。

(6月21日)
朝ご飯を食べていると、さくらさんから電話があった。
こちらから、電話しなければと思っていたので、嬉しかった。
「あの破竹美味しかったわ。美味しくて美味しくて感動したわ。
醬油だけで味付けしたと言ってたけど、それで充分よ。いつもの
手作りの出汁醤油でしょ。あれが美味しいんやから。感動したわ。
余りに美味しかったから、伝えようと思って。」と言ってくれた。
へ〜?あっさりしている彼女が、何かに付いてわざわざ言及してくる
なんて滅多に無い。こんなことってあるのか?それでこの電話は、
とても嬉しかった。
私は、不味かったらごめんねと心配していたので。

私は、女板前Kさんを尊敬していて、自称一番弟子を自認している人間
だが、さくらさんは、私の料理を認めてくれる人であり、小料理屋を
開いて欲しいと言ってくれる人でもあり、もしかして私の一番弟子なの
かもしれないと常々思っている。





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