goo

2020.10.04  「痛風」等の現代病に付いてに、思うこと。

昨日、生意気ながら、私は、食物関係の学者でも何でもないのに、偉そうに
自分の考えを、披瀝した。それを下に再掲する。

「人間が誕生して700万年。
木の上で、葉っぱや木の実を食べていた。
木から降りて、やがて火を自分たちで起こす様になったのが46億年前。
つまり、火と出会う前の650万年程の間、人間は煮炊など出来なかった。
葉っぱや木の実、雑草や、地下茎など、生のものを齧っていた。
その長い期間のDNAが厳としてある。
それに比べて、煮炊を始めてからの期間は、僅かである。
つまり、生のものを食べるのは、我々にとって当たり前のことである。
と言うよりも、むしろ、なるべく手を加えない生(キ)のものを摂取するのが、
本来、一番良いのではないかとさえ思える.。
そんなことから、「生野菜は身体に良くない」という説には、組みすることが
出来ない私である。」

その時、もう1つ,一言述べたかったことがある。
しかし、学者でもないものが、偉そうに言い過ぎるのはいけないと思って、止めた。
しかし、この際なので、昨日の続きとして、書いてしまいたいと思った。

それは、「痛風」のこと。「痛風」は、貴族病とも贅沢病ともいわれる。
昔、ヨーロッパでは、王族、貴族などが、お抱えの料理人に、何日も煮込んだ
手の込んだ、いわゆる味覚を追求した料理を作らせた結果、肉などのたんぱく質
の組成が、変化をきたして、自然界には無い組成に変わってしまったものになり、
それらを、競って身体に取り入れてしまったからではないかと聞いたことがある。

今の時代、わざわざ自宅に料理人を雇って、数日かかる様な豪華な料理を作らせる
様な、豪族は居なくなったかも知れないが、それでも、我々の目の届かない所で、
商業主義に乗って美味が追求されて、同じ様なことが行われた結果、特別美味だと
言うふれこみで、豪華なものが、出回っている様に思える。
もっと美味しく、もっと美味しくとするのは、自然界から考えると異常と思われる。
肉などは、おいしい肉は、塩胡椒だけが一番美味しいとも言われるが、私も全く
そう思う。

暴飲、暴食、高蛋白、高栄養などの習慣に加えて、行き過ぎた、味の追求が、
身体を悪くし、貴族が掛かる病気とまで言われた「痛風」等と言う、昔であれば、
一般人の我々が掛らない筈の病気を、庶民の病気としてしまったと思われる。

まだまだ若い芸能人が、昔なら、功成り名を遂げたご隠居さんが食べる様な
贅沢なものを食べて、蘊蓄を垂れているのを聞くのは、私がひねくれている
のかもしれないが、聞いているこちらが恥ずかしくなる。
そんな若い世代が、はや痛風だとか言っているのを聞くと、複雑なものを感じる。
もし、私が親ならば、頬を張り(飛ばさないまでも)、「100年早いんだよ!」
と言うだろう。

昔、我々のご先祖様のされていた様に、木の葉や木の実、草の地下茎などを齧る
生活を、そのまま実行しないまでも、ご先祖様が辿られた歴史,つまり今の
野生動物がまさにそうである様に、飢餓と危険と闘って生き延びて来た歴史を、
我々は忘れてはいけないと思っている。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )