このたび『肥後の城』が第15回文學の森大賞を頂きました。
身に余る受賞のご報告とともに、日ごろの御厚情に心より御礼申し上げます。
本句集は熊本地震と郷里人吉の水害という二つの大災害をテーマとし、熊本城、阿蘇、天草という郷土色を押し出した内容にすべく、心掛けました。
また、熊本在勤時代の夏目漱石が述べた「俳句はレトリックの煎じ詰めたもの」に倣い、修辞の可能性を探るべく、多様な表現を試みました。
つまり、テーマ性と郷土色を盛り込んだ内容の読物になるように努めました。
この内容と表現において、本句集がどれほど成功しているかは覚束ないですが、この大賞を励みにチャレンジしていきたいと思っています。
今後ともご指導のほどよろしくお願い致します。
※「文學の森 各賞贈賞式」は2023年5月16日(火)、新宿の「京王プラザホテル」で行われます。
※月刊「俳句界」(2023年5月号)に、「第15回文學の森賞発表」と題して、「選評」や「受賞句集から自選5句」「受賞の言葉」「略歴」「顔写真」が掲載されます。ご覧頂ければ幸甚です。
※『肥後の城』を機に増刷しましたので、文學の森か、Amazonオンラインでお求め頂ければ幸いです。
令和5年3月22日
永田 満徳
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