● 2007年6月、がん対策基本法にもとづき「がん対策推進基本計画」が閣議決定されました。そこで、がん死亡率(高齢化による年齢構成を調整)の「今後10年間で20%の減少」と「がん患者・家族の苦痛の軽減、療養生活の質の維持向上」を全体目標に掲げています。具体的には、がんの早期発見で死亡率を下げるため、がん検診の受診率の目標を「5年以内に50%以上」としました。
● 一方、発がんリスクの低減を図るための個別目標として、たばこ対策を掲げ、すべての国民が喫煙の及ぼす健康影響について十分に認識すること、適切な受動喫煙防止対策を実施すること、未成年者の喫煙率を3年以内に0%とすること、さらに、禁煙支援プログラムの更なる普及を図りつつ、喫煙をやめたい人に対する禁煙支援を行っていくことを目標としています。
● そこで、たばこを吸う身の自分が一番気になっているのは、「がん検診の受診率」に比べて、たばこ対策だけがその実行に向け、急速なスピードで進行していることです。特徴的に申し上げれば、未成年者の喫煙防止については、5月から7月にかけて成人識別のカード(taspo)を所持していなければ、自動販売機でたばこを買うことができなくなります。たばこの吸える場所が急激に減っていることは、すでにご承知のことと思います。
● しかし、驚くべきことに、「がん検診50%目標は困難」であるとする自治体が大半を占めるそうです(朝日新聞のアンケート調査)。その理由(複数回答)は、「住民の関心が低い」(67%)、「予算が足りない」(54%)、「機材が足りない」(43%)となっています。さらに、受診率の算定方式も自治体によって異なるそうですから、「対策」や「計画」とさえ言えない現状にあることを認識しておく必要があります。ただし、困ったことに喫煙規制だけは、わかりやすいし、世論の後押しもあってから、過剰に進行しているのです。
※ 2008年1月6日の朝日新聞を参照させていただきました。
● 一方、発がんリスクの低減を図るための個別目標として、たばこ対策を掲げ、すべての国民が喫煙の及ぼす健康影響について十分に認識すること、適切な受動喫煙防止対策を実施すること、未成年者の喫煙率を3年以内に0%とすること、さらに、禁煙支援プログラムの更なる普及を図りつつ、喫煙をやめたい人に対する禁煙支援を行っていくことを目標としています。
● そこで、たばこを吸う身の自分が一番気になっているのは、「がん検診の受診率」に比べて、たばこ対策だけがその実行に向け、急速なスピードで進行していることです。特徴的に申し上げれば、未成年者の喫煙防止については、5月から7月にかけて成人識別のカード(taspo)を所持していなければ、自動販売機でたばこを買うことができなくなります。たばこの吸える場所が急激に減っていることは、すでにご承知のことと思います。
● しかし、驚くべきことに、「がん検診50%目標は困難」であるとする自治体が大半を占めるそうです(朝日新聞のアンケート調査)。その理由(複数回答)は、「住民の関心が低い」(67%)、「予算が足りない」(54%)、「機材が足りない」(43%)となっています。さらに、受診率の算定方式も自治体によって異なるそうですから、「対策」や「計画」とさえ言えない現状にあることを認識しておく必要があります。ただし、困ったことに喫煙規制だけは、わかりやすいし、世論の後押しもあってから、過剰に進行しているのです。
※ 2008年1月6日の朝日新聞を参照させていただきました。