9月29日、二つの医院(内科と皮膚科)で定期的な診察を受け、薬局でお薬を受け取るまでの3時間ほど、山口瞳著『江分利満氏の優雅で華麗な生活』(小学館P+D Books、2017年3月12日発行)を読み進めました。

『江分利満氏の優雅な生活』と『江分利満氏の華麗な生活』の合体本です。両書とも若い頃に読んでいたのですが、ほとんど忘れていました。しかし、それが故に新鮮に読めています。著者がサントーの川崎社宅時代を描いた内容であり、私も独身寮を含め、16年間、川崎市内(高津区と宮前区)の社宅で過ごしたので、とても身近に感じました。
それから、著者は川崎と言っても東横線で、渋谷と横浜の中間地であったことから、買い物やお出かけには横浜周辺が多く、私は今横浜に住んでいるので、これもまた身近に感じました。
たばこに関する記述も普通に見られ、当時のサラリーマンがリアルに、かつ面白くて時々ひとり笑いしていました。またの機会に、本書における「たばこ」の登場シーンを投稿させていただきます。