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アケビと切腹最中について

2020年10月30日 | O60→70(オーバー70歳)
10月4日、クコの苗を送ってくれた友人は、素人として育てるのが難しいとされるアケビを都内の自宅で育て、実がなるとSNSに画像を投稿しています。



「今年も完熟した」と、画像が投稿されました。



「割れている」という意味では、たまたま昨日、ずっと気になっていた割れている最中の「切腹最中」を初めて買って食べたので、偶然とはいえ面白いなぁと思いました。



なお、「切腹最中」はしっかりした最中生地と、手で食べやすような凹みの形態、ほどよい甘さのあんこにも感動しました。



さて、なぜ私が「切腹最中」を買ったかといえば、お手伝いをしているOB会の会報で、9月号にこれまでになく誤植や間違いが多く、「訂正とお詫び」の記事を掲載することにしており、「そうだ、切腹最中の写真を載せよう」と思ったからでした。
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明治文壇の振り返りについて

2020年10月30日 | O60→70(オーバー70歳)
嵐山光三郎著『書斎は戦場なり----小説・山田美妙』(中公文庫、2014年8月25日発行)を読みました。28ページに「紅葉は母不在の少年だった。美妙は父不在の少年であった」とあるように、ともに巴学校(のちの鞆絵小学校)で学びました。



鞆絵小学校といえば、廃校となった平成3年エコプラザとして活用されていた時期に、「港区美化活動」の集合場所になっていました。私も何度か参加して、二宮尊徳像や鉄棒、砂場などが記憶に残っています。本書には芝公園をはじめ、今に続く、自分にとって身近な地域が登場しており、とても楽しく読み終えました。

『金色夜叉』の尾崎紅葉をはじめ、『小説神髄』の坪内逍遥、『浮雲』の二葉亭四迷などの文人は覚えていましたが、山田美妙は名前さえ記憶になく、本書で初めて知りました。若くしてベストセラー作家となりますが、論敵も多く、スキャンダルにも巻き込まれながら、文人として生き抜いた山田美妙さんを通して、森鴎外や夏目漱石に続く文人たちや、明治時代の世相を重層的に理解できました。
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