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禁煙ファシズムの今日的状況

2020年10月20日 | たばこの気持ち
先日、小谷野淳・斎藤貴男・栗原裕一郎共著『禁煙ファシズムと戦う』(KKベストセラーズ、2005年10月1日発行)を読み終えました。



発行当時は、まさに2003年5月「健康増進法」、2005年2月WHO 「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」がそれぞれ施行され、嫌煙権が勢いづく時期でした。

この動きを「禁煙ファシズム」と捉え、小谷野氏を編者とする3人の著者が反論を掲載している本です。15年が過ぎて、残念ながら本書の論点は完敗の結果となっています。

著者の論調は激情に満ちていますし、現在のたばこの位置づけは「決着済み」の感があるほどですが、「たばこ叩きはファシズムに通ずる」という予見には耳を傾けておきたいと思います。



今月から、たばこ(メビウス)は50円程度の値上がりになり、ついにワンコイン(500円)を突破します。加熱式たばこが増える一方で、格安のリトルシガーが伸びているようです。

葉たばこ農家で生まれ、長年喫煙者であった私は、今後ともたばこを巡る世の中の変化と現状をフォローしていきたいと思います。
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東洋大学を創設した井上円了さん!

2020年10月20日 | O60→70(オーバー70歳)
先月の16日、NHK「歴史秘話ヒストリア」で、東洋大学創立者・井上円了さんの「怪異に立ち向かえ!陰陽師と妖怪博士」を見ました。



井上円了さんは、明治期に大流行した「こっくりさん」の原因を解明(予期意向、不覚筋動)しました。その後、自らが開設した哲学館(現在の東洋大学)で「妖怪学講義」を説きました。



これらの活動によって、井上円了さんは妖怪博士と呼ばれ、心の近代化に尽力します。しかし、とある学生のと天皇に関する発言から、「哲学館事件」が起こり閉鎖の危機を迎えました。



井上円了さんは運営から手を引き、「妖怪学」をもって5000回以上の全国講演旅行を敢行しました。140万人が講演を聞いたそうです。



囚われと不安から解放し、日本人の心に安寧をもたらすきっかけになったとのことです。この歳になって、母校創設者のお話を知りました。
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