前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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大震災復興支援寄席、オペラ古事記を堪能しました

2011年11月24日 | Weblog
       昨日は落語家の談志さんが亡くなり大きなニュースになっていた。談春さんとの二人会のDVDを観たことがありますが、談春さんが涙ぐむ、病を押しての熱演でした。

      昨日午前中の大震災復興支援寄席では、川柳、順子、圓歌の「後期高齢者」3名のすばらしい芸談にふれたところでした。
圓歌師匠は「この会はノーギャラで17回目。俺なんかタクシー代でも1万円かかる」と言いながら笑わせ、談志師匠の名前もだされて「悪口」を言っておられましたので朝の時点ではご存知なかったのでしょう。ネタにする相手がまた減って寂しいでしょう。ご冥福をお祈りします。

しかし、お三方とも円熟の芸で堪能しました。あした順子さんは闘病中の相方・ひろしさんの声のテープを流して踊られて、「待ってるよー」と叫ばれました。胸がつまりましたね。



     午後は、日本で初演、日本オペラ会の総力をあげて取り組んだというオペラ古事記を堪能。敦賀出身の吉田浩之さんも「使者」役で好演されました。迫力、面白さが凄いですねえ。

     演出された岩田達宗さんは、「自然災害以上に恐ろしいのは原子力発電所であったことを我々は身をもって思い知らされた。放射能を撒き散らす破壊された原子力発電所が、いわば現代のヤマタノオロチだ。古代の英雄スサノヲはヤマタノオロチを退治してくれた。だが、現代のヤマタノオロチをここまで育ててしまったのは文明社会に住む我々、現代の日本人だ」と演出ノートに書いています。

一人の英雄ではなく、「原発なくそう」というひとりひとりの声と運動が、現代のスサノヲとなるでしょう。