前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

福井県医師会の大中正光会長とTPP、医療問題で懇談しました。明日、原発問題のシンポが開催されます。

2011年11月25日 | Weblog
      昨日は福井県医師会との懇談でした。医師会から大中正光会長、五十嵐国行事務局長、党側からかねもと幸枝書記長、西村たかじ党市委員長、私が参加しました

     医師会との懇談で会長に応対していただいたのは初めてですね。
わたしたちからこの間のTPP問題での県内各層との懇談にもふれて、医師会の見解をおたずねしました。

     大中会長は、まず政府が計画している受診時定額負担について「医療費を3割負担とする時に、これ以上の負担はさせない約束だった。受診時定額負担は約束違反だ。100円だけというが、値上げも考えられ、週に2回、3回と通院している患者さんに大きな負担になる」と批判しました。

      そのうえでTPPについて、「TPPでは、知的財産、保険、金融もふくまれており、ここから医療に突っ込まれる。アメリカの薬品情報などが公開されずに日本市場に入ってくれば、日本の製薬会社で残れるのは1社ぐらいと言われている。また、株式会社が病院経営のりだしてくる。本来、医療は営利活動をしてはならないが、株式会社は配当優先、利益優先。もうかる医療が最優先となる。公的保険がきかない自由診療がすすむことになる。皆保険制度の崩壊につながる。誰でも、安価で、公平に、上質な医療をうけられる日本の皆保険制度を守らなくてはいけない。混合診療導入は絶対にダメです」と強調されました。

そして、「私は心臓外科医だが、心臓手術には300万~500万かかる。これを実際には補助があり、本人負担は軽くされている。日本の医療はすばらしい。外国の言いなりになる必要はない」とおっしゃりました。

      初めての医師会会長との懇談ということでですこし緊張して臨みましたが、話せば話すほど意見がかみ合い、楽しい懇談となりました。ありがとうございました。
この間、JA、JF,森林組合、商工会議所、医師会などと懇談してきましたが、TPPの問題点や課題がますます浮き彫りになってきました。

野田政権の暴走を力をあわせて止めましょう。


              ★

原発問題でのシンポジュウム、いよいよ明日となりました。
私もお話します。ぜひ、ご参加ください。



シンポジュウム「福島原発事故は福井県民に何を問いかけているのか?」

明日26日、午後1時半~ 福井県自治会館 。参加費 300円。

パネリスト
●山本富士夫・福井大学名誉教授
●斉藤征二・元原発労働者・原発労働組合役員
●由田昭治・環境カウンセラー・市民共同発電所をつくる会
●佐藤正雄・福井県議会議員


主催  福井県革新懇  0776-27-6648