昨日は、県議会土木警察常任委員会の視察2日目。札幌市内で北海道建設部建設政策局から除雪体制についての調査、ひきつづき、雪貯蔵などの取り組みをおこなっているモエレ沼公園視察でした。
北海道は1万キロを道、民間それぞれ各1000台の除雪車で作業。消雪溝、ロードヒーティングも活用。歩道は2000キロ、車道と同時に行政の責任で除雪する、作業の合理性を考え市町村との交換除雪もおこなっている、とのことでした。また、車が雪にうまると一酸化炭素中毒の危険があることを免許教習の際にも強調しています。
今後はカーナビに交通規制情報を発信していく、コンビニにも情報を掲示してもらう取り組みをすすめるとの説明でした。
モエレ沼公園はイサム・ノグチ氏の「全体をひとつの彫刻作品とする」とのコンセプトでつくられた189ヘクタールの広大な公園です。廃棄物処分場を再利用しています。洪水対策、雪貯蔵で雪冷房システムなどをおこなっています。指定管理料1億6000万円にくわえ、事業収入数千万円の約2億円で年間のとりくみをすすめています。貯蔵された雪は9月ごろまでは活用できる、とのことでした。
あわただしい北海道視察でしたが、「雪国」での先進事例は今後の福井県での対策、利雪にも応用できると感じましたね。