前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福井県議会 老朽原発再稼働議論継続へ、今議会では結論見送り。40年超原発再稼働反対の世論と運動をさらに広げましょう!

2021年03月13日 | 福井県政
 福井県議会は昨日予算決算特別委員会総括審査をおこない、杉本知事が議会に求めていた高浜1,2号機、美浜3号機の老朽原発再稼働議論継続審議、今議会では見送りすることになりました。自民党、民主みらいの総括質疑でも国や知事の対応、防災計画などについて厳しい意見がだされました。
 私は予算案の反対討論で、原発推進、新幹線や福井駅西口再開発、足羽川ダム推進などの問題を指摘し反対しました。また、国保特別会計についても高すぎる保険税が払えず、868世帯が保険証がなく事実上医療から排除され、また数か月しか有効期限がない短期保険証は2788世帯に交付され、まさに3600世帯を超える県民の命と健康が脅かされていることを指摘し反対しました。

 夜の県庁・関電前再稼働反対金曜行動でも、県議会報告をおこない、ひきつづき老朽原発再稼働反対の世論と運動を広げましょう!とよびかけました。







福井新聞より





■NHK・・・・県議会 再稼働同意判断見送り     03月12日 19時30分

 運転開始から40年を超えた原子力発電所をめぐり、福井県が全国で初めて再稼働に同意するかどうかが注目される中、県議会の最大会派、「県会自民党」は12日の特別委員会で、今議会中の再稼働への同意を見送る方針を表明しました。

 2月定例県議会は12日も予算決算特別委員会が開かれ、40年を超えた原発の再稼働を巡って議論が交わされました。
このなかで最大会派「県会自民党」の仲倉典克議員は使用済み核燃料の中間貯蔵施設について候補地選びが事実上、進展していないなかで国や関西電力が2023年末までに候補地を確定させるとした方針を杉本知事が評価したことを撤回するよう求めました。
これに対して杉本知事は国や関西電力が候補地の選択肢のひとつとした青森県むつ市から理解が得られていないなかで評価を示したのは本意ではなかったなどと釈明しました。
こうした答弁を受けて仲倉議員は「原発の安全性や地域振興などについて国から説明を受けてないことが多くあり再稼働の是非について結論を出す材料がそろっていない」などと述べ、県会自民党として今議会中の再稼働への同意を見送る方針を表明しました。
この問題をめぐっては国や関西電力が県に対して再稼働への同意を強く求めていて今議会中の県の判断が注目されてきましたが議会の同意が得られないなかで40年を超えた原発の再稼働は遅れる見通しになりました。

 県議会が今議会中の再稼働への同意を見送る方針を示したとを受けて、委員会のあと杉本知事は、「これまで通り県議会の議論や県の安全専門委員会の審議などを見て最終的に判断するので、県議会がまだ議論中であるならば、様子を見させてもらいたい」と話していました。