関西電力原発マネーがらみの高浜町元助役が金品配った事件。
私はそもそも西川前知事が無関係、という調査結果自体が信用できないが、ともかく全国的にも関心ある事件なので福井県は情報公開するのは当然ではないか。
■NHK・・・金品授受調査回答開示訴訟 非公開とした決定を取り消す判決
県の職員や元幹部ら109人が、高浜町の元助役から金品を受け取っていた問題をめぐり、情報公開請求の際に非公開とした職員らの調査に対する回答内容を公開するよう求めた裁判で、名古屋高等裁判所金沢支部は、1審に続いて非公開とした決定を取り消す判決を言い渡しました。
一方、現状の県の決定では、公開すべき部分と非公開が許される部分が識別できないとして、県に非公開にできる部分を改めて検討すべきだとしました。
この裁判は、高浜町の元助役から県の職員や元幹部ら109人が金品を受け取っていた問題を受けて行われた調査で、職員らが回答した内容などを、県が情報公開請求で非公開と決定したことについて市民団体が公開するよう求めたものです。
去年、1審の福井地方裁判所は「公務の公正に強く関わる性質の情報で、保護すべき個人に関する情報とは言えない」などとして、県が非公開とした決定を取り消す判決を言い渡し、県は控訴していました。
15日の2審の判決で名古屋高等裁判所金沢支部の吉田尚弘裁判長は、「回答内容が全面的に非公開にしてもいい理由があるものとはいえず、一律に非公開とした決定は違法だ」として、1審に続き、非公開とした決定を取り消す判決を言い渡しました。
一方で、現状の県の決定に対して「公開が義務づけられるものと、個人情報に当たり非公開が許されるものとを識別することができない」などとして、県に非公開にできる部分を改めて検討すべきだとしました。
訴えを起こした市民オンブズマン福井の吉川健司弁護士は、「結論は全面勝訴だが、内容には一部、敗訴的なところがあるので、手放しでは喜べない判決だ。今回の判決に従って県が個人情報と判断した部分を非公開にして開示すると思うので、公開されたものを改めてチェックする必要がある」と話していました。
判決について杉本知事は「本県の主張が認められなかったことは誠に遺憾であり、判決内容を十分精査したうえで今後の対応を検討してまいります」というコメントを出しました。県は、16日以降、弁護士とも相談し、すべて非開示としている決定を見直すか、上告するか判断することにしています。