前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

新幹線開業後の特急維持、介護保険の改悪やめよ、原子力推進会議中止求め、政府交渉をおこないました

2011年11月19日 | Weblog
       昨日は上京し終日、日本共産党の県内議員による政府交渉でした。
私や、西村公子、鈴木正樹両市議、ら10名の議員が井上さとし参議院議員、藤野やすふみ衆院北信越比例予定候補とともに新幹線や介護保険問題などで交渉しました。

        新幹線問題では「新幹線金沢開業後も、金沢~関西・中京往復の現行の特急運行について維持するようJRに要請していただきたい」など求めました。
国側は「金沢開業でも以西の特急は維持される。問題ないと思っている。乗り継ぎ確保も当事者間で協議することになる。また、JRが特急をひきつづき富山間を走らせるかはJRとの交渉次第だ。いずれにしても自治体とJRの関係であり、国が関与することではない」と答えました。
国の答弁としてはあらたな見解として注目されますが、新幹線と並行でJRが3セクのレールをつかって特急を走らせることは果たして?


        足羽川ダムでは「完成まで20~30年、1000億円以上もの事業費がかかるダム計画は見直し、必要な治水対策はより早く治水効果がでる手法でおこなうようにすること」を求めました。
私は「事業費比較で遊水地など土地を災害時に借りる方式をなぜ検討にしないのか」とただしました。国側は「そういう比較が今回の検証のなかでやられたかはわからない」と答えました。
これではかつての流域委員会と同様に「やはりダムで」の結論に誘導されかねないのではないでしょうか。

        有害鳥獣対策では、対策強化を求めたのに対し、国側は「今年の予算は前年比5倍であり、福井は9億円と全国3位。これで地元の直営施行など支援している。しかし財政当局は今年度限りと。国として今後担い手支援を考えていく」などと答えました。被害は収まっていないわけで、きちんと財政支援をしていただきたいものです。

         介護保険問題では、「2012年度以降も介護労働者の処遇改善策を継続し、介護保険の利用料・保険料の値上げ、利用切り捨てによる給付削減はおこなわないこと。要支援1・2の「介護保険はずし」にもつながる介護予防・日常生活支援総合事業やサービスが低下しかねない定期巡回・随時対応型サービスは見直すこと」を求めました。
国側は、「処遇改善については予算編成過程で考えられる。制度については、いま部会で検討中。仮に、処遇改善を保険料で負担となれば、現在平均の4160円から5000円に値上げとなる」「介護予防・日常生活支援総合事業は手をあげているところがあまりない」などと答えました。


        内閣府では「来年3月に福井で計画されているアジア12カ国の原子力の研究開発を推進する機関のトップ会合であるFNCAコーディネーター会合は中止してください」と求めました。
担当者は「どちらかというと原子力発電ではなくて原子力の研究開発の会合。アジア諸国が日本に学ぶところ多いと開催してきた。原子力発電推進の会議ではない。福井からも、ぜひ福井で開催してほしい、との要望があったので福井開催を決めた」などと答えました。
私は、「そういう話しは福島原発事故以前の話であり、福島事故をうけてそのまま開催するのは見直すべきです」とつよく求めました。

       ほかにも、各地の課題で国の担当者と真剣な討議がつづけられました。
現地の問題を国の担当者に直接ぶつけて議論する場としても貴重です。ある課長補佐は「私も高知で仕事をいていたことがありますので実情はよくわかります」などと言う場面もありましたね。井上議員室にはお世話になりました。ありがとうございました。

       昼食休憩時には、藤野候補の奥様もわざわざご挨拶にみえました。こくた衆議院議員の秘書をされている方です。藤野候補は「これから富山です」と、全力の奮闘です。
来年度予算成立後にも解散総選挙の可能性が取りざたされていますが、力をあわせてがんばりましょう。


以下、要望のおもな内容です。


             ★

国土交通省関係

●北陸新幹線・最大の問題は、その全国的にみても素晴らしい北陸本線が新幹線計画によって、県単位の第三セクターに切り刻まれてしまうことです。各県にJR並みの管理運営能力は期待できません。富山県の例をみても、在来線維持に毎年20億円もの負担は行財政的にも大変なことです。金沢以西については、北陸線を切り刻むような新幹線計画は中止すべきです。・北陸地域と関西・中京地域間のビジネス、観光などの大動脈である在来線特急の利便性を国としても責任をもって維持・発展させること。新幹線金沢開業後も、金沢~関西・中京往復の現行の特急運行について維持するようJRに要請していただきたい。

●足羽川ダム国が池田町に計画している足羽川ダムについて、検証方法を検討する会合を開き、足羽川ダムの代替案として河川の堤防のかさ上げや、河川の掘削、流域の学校や公園などに雨水を貯めるタンクを設置する方法などあわせて25の案が出されました。これらの案はいずれも問題ないとされ今後、25の案を2~5程度に絞って治水の効果やコスト面などで従来のダム事業と比較し、ダムの必要性の検証が進められるようですが、以前の流域委員会の時とおなじデータでは同様の結論になりかねません。比較データの作成や検証は今後どのようにすすめるのか、明らかにされたい。先の新潟豪雨災害でも堤防強化や遊水地が減災に有効でした。完成まで20~30年、1000億円以上もの事業費がかかるダム計画は見直し、必要な治水対策はより早く治水効果がでる手法でおこなうようにすること。

●福井県の浜住海岸では人工リーフによる海岸の工事がはじまってから昨年の冬に砂浜が激しく浸食され、砂浜の後方にあった駐車場が一部落下してしまうという状況になった。付近の住民からは「いくら砂を入れても、いたちごっこではないか」との不安の声が出ています。また、昨年の11月から鷹巣小中学校の裏の磯や和布町の海岸にかけて砂の流入量が一気に増えて、以前は5m以上の水深があった場所でも現在は水深が1mから2mくらいになってしまっています。国土交通省として人工リーフ工事のメリットとデメリットについても検証を行うこと。また、県と協力して砂の侵食や滞積がどうして起こるのかというその原因の調査とその解決を急ぐこと。

●3級国道303号線・上中―今津間は幅員が狭く大型車のすれ違いに危険な箇所が多い。断層帯を切り通した為、斜面が不安定で、近年も落下した岩石が走行中の車に命中し、死亡事故が起こっている。冬季は山岳部で大型車が走行不能になり、通行止めになることがしばしばである。かねてから、早期の整備が要望されていた。福島の事故に鑑み、防災道路・避難道路として、この道路の重要性は極めて高まっている。この際、上中―今津間を2級国道に昇格し、国が責任をもって早急に整備改良していただきたい。

●平成30年に開催を予定している福井国体にむけて、勝山市はバドミントン競技を誘致するなどとして体育館を建設する計画を発表した。勝山市は、国体開催のための体育館施設が都市公園整備事業の対象になるので、長山総合公園のエリアを拡大して建設するとしている。①災害対策についてこの新たに拡大する公園予定地は、土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域が含まれており、さらに三谷川や大蓮寺川の流域では床下、床上浸水の被害も発生しており、住民からは、この開発によって災害被害が悪化するのではないかと不安の声が出されている。勝山市は、年内に水害対策の工法や事業計画を示して水害対策に万全を期すとし、さらに福井県に土砂災害対策や大蓮寺川改修工事を実施するように要望するとしているが、体育館建設までに実施される見通しはたっていない。 また勝山市は、この体育館を災害避難施設にするとしているが、新たな災害対策を講じても、近年、全国各地で発生しているような集中豪雨の際には、土砂災害や浸水によって、この体育館は孤立することが予想される。 こうした災害被害を考慮すると、この場所は、総合公園および体育館建設用地としては不適切であると考えられるので、場所の選定を含めて、勝山市に適切な助言と指導を行うこと。 また、この長山総合公園事業については、開発行為に先立って万全の災害対策を完了させるように、関係者に適切な助言と指導および援助を行い、これが実施できない場合には事業を認めないこと。②事業費についてこの計画は、体育館建設用地を確保するために、山を掘削するなどの造成工事に4億6,800万円もの費用が必要になるなど、用地費を含めると約30億円もの事業になるとしている。さらに災害対策工事などの関連事業費を加える総事業費はさらに膨らむことが予想される。このように事業費が膨らむ原因は、都市公園整備事業を活用するために長山総合公園のエリアを拡大するという計画に無理があるからだと考えられる。しかも勝山市は、長尾山総合公園に総合運動公園をつくる計画は、財政的に対応できないとして事業を凍結してきたが、長山総合公園に体育館を建設し、さらに長尾山総合公園も里山公園として整備することになれば、まさに二重投資になる。こうした事業費の増大は、勝山市だけでなく国の施策としても問題であるので、勝山市に適切な助言と指導を行うこと。

●敦賀市の国道8号線19工区バイパス工事の完成によりこれまでの国道8号線が県道になるが、敦賀市は当時の国土交通省と一体となり、現在両方向で4車線ある道路を2車線にする計画を立てた。ところが、現在、道路沿いにある駐車場が173台分から79台分へと半分以上減らされるなど問題があり、商店街や住民からは反対の声があるにもかかわらず強引に進められようとしている。税金のムダづかいでもあり、見直しするよう求める。 敦賀市内の国道8号線バイパスや金山バイパスの4車線化工事よりも、国道161号線の拡幅工事や東浦バイパスの新設工事を優先すること。


厚生労働省関係

●敦賀市は福井市よりも物価が高く、住宅も24,800円の家賃の住宅はほとんど無い状況であり、生活保護の基準を地域の実情にあわせて改定すべき。

●介護保険の改悪はやめること。

2012年度以降も介護労働者の処遇改善策を継続し、介護保険の利用料・保険料の値上げ、利用切り捨てによる給付削減はおこなわないこと。要支援1・2の「介護保険はずし」にもつながる介護予防・日常生活支援総合事業やサービスが低下しかねない定期巡回・随時対応型サービスは見直すこと。また、県に造成された基金の取り崩しにあたっては、すべて保険料抑制にまわすことにすべきであり、国への返還は求めないこと。



文部科学省・内閣府関係

●来年3月に福井で計画されているアジア12カ国の原子力の研究開発を推進する機関のトップ会合であるFNCAコーディネーター会合は中止してください。福島原発事故から1周年の時に、原発推進の会合を国が福井で開催することは原発事故に不安をいだく県民感情に相容れません。国がまず原発立地県で開催すべきは、原発推進機関の会合ではなく、福島原発事故の教訓と問題点を福井県民に説明し、県民からの疑問にこたえる会合こそ開催すべきです。(文部科学省、内閣府)

●福井県は、平成30年に開催を予定している福井国体の開催にあたっては、既存の施設を利用して費用負担を少なくするという基本方針を示している。昭和43年の福井国体では、勝山市でバドミントン競技が開催され、当時利用した勝山市民体育館は今も利用されている。ところが勝山市は、バドミントン競技を誘致するなどとして体育館を建設する計画を発表した。この計画は、用地費を含めると約30億円もの事業になるとしており、さらに災害対策工事などの関連事業費を加える総事業費はさらに膨らむことが予想される。この背景には、バドミントン競技の国体開催基準の施設基準が変更され、現在はコートマット10面を確保するとされ、勝山市民体育館はこの基準に達せず、しかも福井県バドミントン協会が、複数施設を利用することを認めないために、大規模な体育館を建設しなければ、勝山市では開催できないことがある。勝山市は、バドミントン競技で優秀な選手を輩出していますが、人口2万6千人程度の小さな自治体では、こうした開催条件を満たす施設整備のために財政的に無理をするか、開催をあきらめるしかありません。そこで、バドミントン競技の国体開催基準の施設基準の緩和、または複数施設を利用することを競技団体に要請するなど、小さな自治体でも開催が可能なように国として助言や指導をすること。また、国体など国家的な事業の場合には、体育施設建設への補助の条件を拡大して、小さな自治体への財政支援を強化すること。



環境省関係

●福井市の亀山池が不法投棄により、大規模に埋め立てられている問題について。国は県からどういう報告をうけているか。原状に戻すための方策について国の見解をうかがいたい。



総務省関係

●国民健康保険税の税収減に対応するために、基準財政収入額に国保税を算入項目にすることを求める。 理由・・市政収入の減は、基準財政収入額に算入されるため、地方交付税交付金ないし臨時財政対策債によって措置される。ところが、国保税収の減は、措置されないため、会計の悪化に直結し、結果として、国保税の引き上げにつながることになっていることを改善するため。





農水省関係

1、あわら市の社団法人剱岳文化共栄会(特例民法法人)の一般社団法人への移行について  地区民の共有財産であり、かつ、福井県の保安林に指定されている山林を維持・管理することは公益目的に合致するものであり、山林は「公益目的支出計画」の資産から除外すること。

剱岳文化共栄会の資産の大部分は山林(土地)とそこに生えている杉などの立木であり、山林だけで約4千万円(立木の評価は不明)と評価されている。この山林はすべて福井県の保安林に指定されており、勝手に伐採することはできず、伐採しても収益が上がるような状況にはない。  文化共栄会は、地区民の共有財産であり、保安林に指定されている山林(合併前の村有林)を維持管理することは公益目的(公益法人認定法第2条第4号別表16.17)に合致すると考えているが、この山林を資産に計上し、公益目的のために支出しなければならないとなれば、山林を売却する以外に方法はない。売却するとなれば、公益目的は大きく損なわれ、山林が荒廃すること必定である。

2、有害鳥獣対策の強化について

  あわら市東部地区はイノシシの被害が大きく、被害防止のために金網柵を設置しているが、金網柵の維持管理にも多大の労力と費用が必要である。また、生息数は増える一方であり、金網柵で完全に防止することは困難となっている。  被害防止のためには、生息数を減らすことが必要であり、そのためには捕獲を強化することが重要である。  金網柵の維持管理及び捕獲への支援を強く求める。

捕獲を増やすためには、捕獲したイノシシを解体・加工し食肉として流通させることが必要で、そのため、坂井地区に解体・加工・冷凍保管等の施設を建設するとともに、解体・加工の技術者養成への支援を求める。

3、間伐材残存型枠漁礁について 小浜市では、れいなん森林組合を事業主体として、漁協、県立大学、福井県と連携して「間伐材残存型枠漁礁」の開発に取り組み、昨年度、水産庁の事業採択をうけた。しかし、今年度は経費が削減されて、全体計画の見直しが求められた。この実証事業は5カ年計画で漁礁の製作・設置・モニタリング調査をおこない、増殖効果を検証するものであり、国として系統的に支援をおこなうこと。



福井県腎友会と懇談しました。予防対策強化や介護認定対象に、と要望をいただきました。

2011年11月18日 | Weblog
         今朝は、思わず地震で目がさめてしまいました。越前市が震源地。原発地域につながる巨大断層の活動につながらないことを願いたいと・・・・東日本大震災・原発事故の後だけに誰もが考えるのではないでしょうか。

         さて、昨日は、福井県腎友会との懇談、原発問題住民運動連絡会の幹事会、生活相談、福井市9条の会の会合、政府交渉準備などでした。

福井県腎友会との懇談で、会側からは山田富士雄会長、松井尚司事務局長が応対しました。党側は、金元幸枝書記長、西村高治福井市委員長、と私が参加しました。

        私がTPP問題での見解を渡すと、山田会長は「TPPでは混合診療などがどうなるか気がかりです」と不安を述べました。

また、全国腎臓病協議会として全国署名に取り組んでいることを紹介し、「糖尿病から腎疾患になるケースが多いが、予防対策を強めてほしい」「患者も高齢化して大変です。週三日ぐらい通院が必要だが、介護認定の対象にしてほしい」などの要望がだされました。

さらに、県内の実態として、「奥越は透析施設が満杯で福井市まで通うが通院費も大変です」「患者受け入れに余裕がある病院は1か所だけで、綱渡り状態です」と透析患者をとりまく厳しさを訴えました。

         私たちは、「命がかかる問題ですね。国の軍事予算など削減してこういう分野にこそ予算がまわるように頑張りたい」「行政や議会へも積極的に声をあげていただき、力をあわせて改善させましょう」と答えました。

私たちも県立病院や日赤での夜間透析廃止問題などを取り上げ、福井県に改善を求めてきました。県としても、患者のおかれている実態を詳細に把握し、きめこまやかな対応が求められるのではないでしょうか。



さて、今日は福井県内の共産党地方議員による政府交渉で上京します。がんばります!

JAたけふの冨田隆組合長と懇談しました。無実の前川事件、再審判断へ!

2011年11月17日 | Weblog
昨日は、JAたけふの冨田隆組合長と懇談しました。かねもと書記長、玉村正夫越前市議、菅原義信鯖江市議もごいっしょでした。

TPP問題では「国内で大手商社が開発している輸出用のコメを武生でも栽培実験を考えている。今日も台湾の特別栽培米を試食したが、食味も味度も変わらない。こういうのが60キロ3000円ぐらいで入ってくると勝てない。この間、TPP反対の全国集会に何度も参加しているが、共産党が一生懸命で感心します」と話されました。現場でみている方には共産党の頑張りが一番にみえるのですね。

また、「たけふでは、県内のコメの1割を生産しているが、特別栽培米は県内の4割をつくっている。食味シールを貼っている。ランクに応じて30分類している。食味がいいのは、JAとして60キロ18000円で買って応援している。こういう努力を農家と一体でしているから、全国の米屋から引き合いがたくさんきている。軸足を組合員の利益にもっていく」と語りました。

        相当の「経営努力」だと痛感しましたね。
しかし、このような努力もTPPで関税撤廃となれば報われない危険があります。
農家が儲かり、消費者に安心できるおいしいコメを、の努力が報われる政治めざしてがんばります。


         さて、今朝のしんぶん赤旗東海北信越版には、わたしたちの福井県森林組合と福井商工会議所との懇談の記事が掲載されました。また、昨日の井上参議院議員の「もんじゅ」問題での質問の詳細も報道されています。
ぜひお読みください。福井県内の方のお申し込みは0776-27-3800まで。

              ★

       NHK・・・・前川事件 今月30日再審判断

       昭和61年3月、福井市の団地で、当時中学3年生の女子生徒が自宅にいたところを刃物で刺されるなどして殺害したとして殺人などの罪で服役したあと、無実を訴えて再審=裁判のやり直しを求めていた福井市の男性に名古屋高等裁判所金沢支部は16日、今月30日に請求を認めるか決定を言い渡すことを決め関係者に通知しました。

この事件で福井市に住む前川彰司さん(46)は、殺人などの罪で逮捕・起訴され、1審では無罪でしたが2審では一転、懲役7年の実刑判決を受けて服役しました。前川さんは刑期を終えた平成16年に無実を訴え名古屋高裁金沢支部に再審=裁判のやり直しを求める請求書を提出していました。

裁判所は、これまでに、弁護側と検察側、双方の主張を確認、再審を行うか検討を行った結果16日、今月30日に請求を認めるかどうか決定を言い渡すことを決め、弁護側、検察側双方に通知しました。今回の再審をめぐっては、新たに開示された証拠をもとに、関係者の供述の信ぴょう性や、被害者の傷痕の大きさが凶器の大きさと合わないこと、犯行直後に前川さんが乗ったとされる車から被害者の血液が検出されていないことなどが争点となっており、裁判所がどのような判断を下すのか注目されます。・・・・・・



      待ちに待った日がきます。前川さんとご家族、支援されてきたみなさんの長年のたたかいが実り、無実の前川さんに再審開始決定がだされることを願います。


福井県森林組合、関組合長らとTPP問題などで懇談しました。福島のこどもたち。小川芋銭のツアー。

2011年11月16日 | Weblog

昨日は、西村たかじ事務所会議、福井県森林組合との懇談、9条の会の会合などでした。



福井県森林組合には西村市長予定候補、山田県常任委員とともに訪ねました。
関会長や坂東事務局長に応対していただきました。


TPP問題では輸入の合板などの価格が下がると国内の丸太の価格にも影響がでてくる、と懸念。また、「木材はすでに事実上関税が撤廃されているようなもの。関心が高まらないが、農業がつぶれて林業だけが栄えるなんてことはない」とも言われました。

行政への要望では、「国の制度の要件が北海道から九州まで全国同一。雪の降る地域とそうでない地域など区分けが必要ではないか」「県産材の活用対応への支援をつよめてほしい。わたしたちは産地証明の取り組みをすすめているが、やらないところが残されていくと流通のなかで福井が信用されなくなってしまう」などがだされました。


9条の会ふくい、の例会では11月3日におこなわれた9条の会の文化企画の感想を出し合い、来年にむけてさらに充実していくことや、来年5月3日の憲法記念日企画などを相談しました。

また、原発問題で学習会をおこないました。原発問題での話はなかなか談論風発です。

今度、教組が福島の教員をよんで現地の実情を聞く学習会を開催するそうです。サテライト教室などつくられて対応していますが、生徒の荒れが起こっている、とのこと。

家を失い、家族も仕事を失い、バラバラになったり。将来計画もみえてこない・・・・本当に大変な状況です。自らも被災者である教師集団の努力とともに、国をあげての教育や進学、就職支援などが求められると思います。

もちろん、こんな時に授業料無償化見直しなんてとんでもありません!
 


            ★


今日の赤旗文化欄に小川芋銭がとりあげられている。

茨城県牛久の出身で、幸徳秋水の平民社が発行する新聞に多くの反戦平和、社会主義賛歌の絵を描いていたという。

先日、共産党の福井市後援会で原発ツアーを企画した際に、休憩した美浜町のドライブインの駐車場でわたしたちのバスの隣に停車していたのが「小川芋銭をめぐるツアー」のバスであった。

同様に食事中で誰も乗っておらず、福井県と小川の関係は聞くことができなかった。ご存じの方は教えていただけるとありがたいです。



     短夜やパップは冷めて鶏の声


病の秋水のパップ=湿布も熱を帯びず、快方に向かっている。

再び、警世の叫びを聞きたいものだ、という意味だそうです。











福井商工会議所と懇談しました。「もんじゅ」経費にごまかし、会計検査院が指摘。

2011年11月15日 | Weblog
昨日は、西村たかじ市長予定候補、山田和雄常任委員とともに、福井商工会議所の宮崎和彦理事・事務局長と懇談しました。

わたしたちから、TPP問題や福島原発事故をうけた日本共産党のとりくみなどを説明しました。

宮崎氏は「自由貿易を推進する必要がある」としつつ、「会社の利益としてまわされるだけで従業員の利益にならない面もある。頭をひねる必要がある」と述べました。

また雇用問題では、「手に職もつ人を応援することが必要です。コミニケーション能力だけを評価していてもだめではないか。厚生労働省のメニュー通りの就労支援は改善が必要」と語りました。円高によって主要企業の「海外移転」がすすむ懸念も話されました。

原発問題では、原発は必要、としつつも「核廃棄物の課題が解決されていない。人間が廃棄物を1万年も管理する仕組みは現実的ではない」と。

まったくその通りで、「トイレなきマンション」と言われて久しいわけですが、この状況のまま、原発をつくりつづけることはやめなくてはなりません。

大きな意見の相違はあるわけですが、率直な意見交換ができて気持ちのいい懇談でした。ありがとうございました。



              ★



NHK・・・・・福井県敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」の研究開発費は、毎年、予算段階の金額が公表され、昨年度までの総額はおよそ9265億円に上っています。

ところが会計検査院が実際にかかった支出を調べた結果、およそ1兆810億円だったことが分かり、「もんじゅ」の開発を進めている日本原子力研究開発機構に対し支出についても公表するよう求めました。

「もんじゅ」の研究開発費について日本原子力研究開発機構は、毎年、予算の金額を公表していて、昨年度までの総額はおよそ9265億円だとしています。
しかし会計検査院は、予算の金額は実際に支出された金額と異なるとして、決算書や台帳などから実際に支出された研究開発費の総額を調べました。

その結果、もんじゅの建設などの事業費がおよそ9153億円、人件費がおよそ438億円、固定資産税がおよそ358億円など、総額はおよそ1兆810億円に上ることが分かりました。この中には、茨城県東海村にある試験施設の建設費や維持費およそ830億円も含まれていますが、「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故のあと、平成12年から工事が止まったままで再開の見通しは立っていません。

会計検査院は、ことし3月の原発事故のあと、政府が「エネルギー基本計画」の見直しを進めるなか、正しい経費を公表するとともに工事が止まっている試験施設の活用方法を検討するよう求めました。これについて日本原子力研究開発機構は「今後は人件費や固定資産税など支出した総額についても公表する。また、試験施設の活用については早期に結論が得られるよう関係機関と協議していきます」とコメントしています。

公共政策が専門で日本大学の有川博教授は「今後の原子力発電をどうすべきか検討しているときに、かかった費用の正確な数字が示されないと正しい政策判断ができなくなるおそれがある。原子力発電を巡る議論は、税金など国民の負担にも関わる問題だけに、日本原子力研究開発機構はホームページなどを通じて実際にかかった費用を国民に公表すべきだ」と話しています。・・・・・・




巨額の税金を投じた「もんじゅ」にかかった総額は?小さくみせようとしていたのでしょうか。

以前も問題になりましたが、政治家への接待や自治体への寄付など、原発利益共同体維持のための不透明な支出も根絶しなくてはなりません。







宮城県議選で共産党倍増!福岡、さよなら原発集会に15000人!

2011年11月14日 | Weblog
      昨日おこなわれた宮城県議選で、日本共産党は改選前の2議席を4議席に倍増させました!民主党は議席を減らしました。野田政権がすすめるTPPや原発再稼働に厳しい審判がくだされました。民意を無視したごり押しは許されません。


      さて、昨日午前中は、衆院北信越比例の藤野やすふみさん、福井市長選予定候補の西村たかじさん、西村きみ子、鈴木しょうじゅ両市議らとともに街頭演説。小雨が降る寒い日でしたが、演説を聞いていただいたり、激励をいただいたみなさん、ありがとうございました。なんと、たまたまですが、県庁幹部の方まで最後まで聞いてくださいました。
消費税増税、TPP参加、年金や介護は削減・・・・もう、民主党ではダメだ。なんとかしてほしい、の地鳴りを感じる日々です。

      午後は、共産党の交流集会で各地の党員のみなさんの活動のお話に笑い、涙しました。県内各地で地殻変動ですね。藤野、西村両予定候補も決意を述べました。
夕方からは、地域訪問活動。「TPPはダメだよ。日本の国民の食糧をどうするんだ」と強い口調で怒りを訴えられる方も。「もうわしらは後がないからいいが、これからの世代のことを考えるとなんとかしないと」と。
野田政権の暴走に、県民の不安と怒りは高まります。


                 ★

 
      福岡でさよなら原発集会が開かれ15000人参加、という空前の規模です。
共産党中央委員会の方のお話でも参加確認で7000人を超えたから、1万人はいくでしょう、とのことでしたが、ものすごい膨らみですね。

  
      福島を繰り返してはならない!原発なくそう!この日本国民の叫びを抑えることはできないでしょう。

      敦賀市長は、「敦賀市では原発反対の声は聞かない」と言っているそうです。
心ある敦賀市民のみなさんはみんな怒っています。
今度は、日本最古の原発がある敦賀市で「さよなら原発集会を開こう」と市民団体が計画しています。
来年の3月11日を予定しているとのことですが、いまだに世界最大級の出力の巨大原発2基を増やそうとしている敦賀市長の暴走を止める集会としなくてはなりませんね。


     共同・・・・脱原発を訴える「さよなら原発!福岡1万人集会」が13日、福岡市中央区の舞鶴公園で開かれた。九州・沖縄のほか韓国からも含め計1万5千人余り(主催者発表)が集まり、再稼働への反対や全原発の廃炉を訴えた。
 
 冒頭、呼び掛け人代表の青柳行信さんが「大地が放射能にまみれることがないよう、ともに頑張ろう」とあいさつ。韓国で脱原発に取り組んできた「韓日100年平和市民ネットワーク」運営委員長の李大洙さんは「事故が起これば韓国も影響を受ける。これ以上、原発を認めることはできない」と話した。

 福島市から福岡県内に4歳の娘と避難している宇野朗子さん(40)は「福島の悲劇が、原発のない世界の幕開けとなりますように」と訴えた。

 集会後、参加者は「原発いらない」「反原発」などと書いたプラカードを掲げ、市内中心部までデモ行進した。・・・・・・・



日本共産党北陸信越ブロック比例代表の藤野保史さんと共に、きょうされん福井支部の吉田謙治支部長らと懇談

2011年11月13日 | Weblog
         昨日は、日本共産党北陸信越ブロック比例代表の藤野保史さんと初めてお会いしました。
かつて木島日出夫さんがもっていた議席を取り戻す決意で北信越を駆け回っています。「かならず議席回復を」とがっちり握手しました。
         社会福祉法人・げんきの家で、きょうされん福井支部の吉田謙治支部長らと懇談、施設を案内に同行しました。西村たかじ市長予定候補、西村公子市議もごいっしょでした。

          障害者総合福祉法の来年の制定にむけて「障害者総合福祉法の骨格に関する総合福祉部会の提言」がまとめられましたが、吉田さんは「長い歴史の中で障害者団体がこのようにまとまったことはなかった。提言は、一般市民と同じ権利を、インクルーシブがキーワードです。障害者自立支援法訴訟の合意文書にもとづいています」と話されました。
そして、「政府予算でも障害者福祉予算を他の先進国並みにしてほしい」「地方議会でも意見書をだして応援してください」と訴えられました。

         また、来年9月29・30日に福井市フェニックス・プラザ、福井大学で開催される「きょうされん全国大会」の成功めざす取り組みについても話されました。会場のフェニックス・プラザが障害者の利用に不備があるということで、西村公子市議が市議会でも取り上げ改善を求めました。

         懇談後は、施設内を案内していただきました。重度の方も13人入っていますが、さらに入所希望も多いとのことです。
吉田さんは「みんな一生懸命働いていますが、休みの日は整体などに通っていますよ」と。障害者福祉を支えるみなさんの情熱と運動なくして障害者総合福祉法の法制化にむけた動きはつくられなかった、とあらためて痛感しました。


         夜は、福井市長選予定候補の西村たかじさんと地域訪問活動。「ぜひがんばってください」「これ以上、暮らしが悪くならないようにお願いします」「福島原発事故をみると、原発はいりません」「アオッサは高所恐怖症の人は利用できない、改善してほしい」など激励・要望がたくさん寄せられました!

新幹線問題で福井県・東村総合政策部長に申し入れ。TPPで稲作崩壊なら巨額のパイプライン事業もムダに

2011年11月12日 | Weblog
      NHK・・・・・北陸新幹線県内延伸で申し入れ

      北陸新幹線の県内延伸で想定される在来線への影響や建設に伴う財源などを示すよう市民グループが11日、県に申し入れをしました。申し入れをしたのは、県内の労働組合や市民団体で作る「北陸新幹線福井延伸と在来線を考える会」で、メンバーら7人が県総合政策部の東村健治部長と面会し、申し入れ書を手渡しました。

北陸新幹線を巡ってJR西日本は、平成26年度に金沢まで開業した後は、金沢より東の特急列車を原則運行しない方針を示しています。申し入れ書では、金沢より西の特急列車も削減される可能性があるとして、県に対し、JR西日本に削減しないよう要請すること、敦賀まで延伸した場合の建設費についても現時点での財源のメドを明らかにするよう求めています。

これに対し、東村部長は「特急列車の問題は、北陸3県として便数を削減しないよう、JR西日本に要請していきたい」と述べるとともに「建設費の県負担は、財政上問題ない」との考えを示したということです。・・・・・・


       昨日は、西村たかじ市長予定候補・鈴木市議との街頭宣伝、北陸新幹線福井延伸と在来線を考える会の県庁申し入れ、雨のなかの原発ゼロめざす市民行進、町内会合などでした。

        県では東村総合政策部長に新幹線延伸にともなう名古屋・大阪方面への特急の削減の懸念、第三セクター問題、財政問題について申し入れをおこないました。
特急問題では、「名古屋、大阪へはしらさぎとサンダーバードしかないので、われわれも維持を強く要求していく。JRは削減するとは言っていない」、第三セクターについては、「着工認可が下りてから具体的に検討する。今はしめせない」、財政については、「富山は平成16年以前の起債が償還のピーク。ピークの山をずらすよう考える。いまでも起債はきわめて慎重にしている」などと答えました。

こういう問題について県民への情報開示がまだまだ不十分だと思います。
新幹線とそれにともなう交通問題や、財政などの全体像をしめすことが必要ではないでしょうか。



       野田首相がTPP参加表明をおこないました。
福井でも稲作の9割が崩壊するとJAや県庁が試算しています。
いま、坂井平野では1000億を超える巨額の税金を投じて農業パイプラインをつくっていますが、コメ生産の将来が不透明になるのなら、巨額の農業のための公共事業もムダになりかねません。
本当に、いろんな面で無責任極まりない政治です。国民の審判を下しましょう。

県議会、西村たかじさんと宣伝、TPP反対の農業委員大会、自然エネルギー議員連盟研修会

2011年11月11日 | Weblog
昨日は、県議会厚生常任委員会の決算審査、福井県農業委員大会会場前で西村たかじ市長予定候補と街頭宣伝、農業委員大会に参加、県議会の自然エネルギー促進議員連盟で研修会、西村事務所での打ち合わせや作業などでした。


決算委員会では指摘要望事項を取りまとめた後、厚生常任委員会関係の採択では、原発推進のための安全宣伝の決算がふくまれており反対しました。


       農業委員大会会場のユーアイ福井前の宣伝では、党のTPP反対の政策も配布。ほとんどの農業委員の方が受け取ってくださり、途中でなくなってしまうハプニング。手を振って激励していかれる方も多数でした。

 敦賀市で共産党の農業委員を長年つとめる滝沢さんは会場入り口で最後まで聞いてくださり、私とがっちり握手。ひさしぶりの再会でした。

大会では、TPP反対、慎重のあいさつが会長や西川知事からつづき、大会文書にも明記されていました。


       県議会の自然エネルギー促進議員連盟の研修会の講師は、一橋大学大学院教授の橘川武郎教授。総合資源エネルギー調査会基本問題委員会委員もつとめておられます。

先生は、バックエンド対策が未解決であり原子力は過渡的エネルギーにとどまる、として「リアルでポジティブな原発のたたみ方」が必要、と。原発推進派は原発の安全を言ってきたが一部ウソであり、リアリティに欠ける。反対派はドイツの緑の党のような政党が育っていないとしてポジティブな対案が欠如、と指摘。

そして、「原発から入るとまとまらないので、電力構成を考えて、不足分を原子力で」と持論を展開されました。また、原子力保安行政について、「環境省も原発推進してきたので、その傘下ではなく、米国NRC型の独立行政委員会にすべき」と主張。

        私もストレステストと県が求めている「安全基準」についての動向を質問。先生は、「いまは責任ある当事者がいない状態。官僚は政治家の動きをみているが、政治家は・・・・」と分析されました。





TPPには参加しない選択肢しかない

2011年11月10日 | Weblog
  昨日はちかくおこなう政府交渉の準備作業や議会だよりの作成などをおこないました。さて、TPPが大詰めです。


朝日・・・環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加問題をめぐり、民主党の経済連携プロジェクトチーム(PT)は9日の総会で「政府には慎重に判断することを提言する」とした提言をまとめた。ただ、最終判断は野田佳彦首相に委ねており、首相は10日夕に記者会見し、交渉参加を表明する。野田政権は農業対策を盛り込んだ第4次補正予算案を編成し、年明けの通常国会冒頭に提出する方針も固めた。

 民主党のPT総会は9日夜、休憩をはさんで5時間に及んだ。反対意見が相次ぎ、前日のPT役員会案を一部修正。「TPP交渉参加の是非の判断に際して、政府は懸念事項に対する事実確認と国民への十分な情報提供を行い、同時に幅広い国民的議論を行うことが必要」などと提言した。
 これに先立ち、首相は9日の衆院予算委員会で「何が国益かを総合的に判断しなければならない」と強調。10日には政府・民主三役会議、経済連携協定に関する関係閣僚会議で交渉参加を確認し、首相が記者会見で交渉参加を表明する。 ・・・



  民主党内の動きも「ガス抜き」に終わりかねないような状況ですね。亡国のTPP参加を首相が強行するなら、「反対派」議員はどういう策にでるのでしょうか。
昨日は、共産党の笠井議員が、外務省やアメリカの手続きなどの詳細をしめして政府の言い分を追い詰めました。結局、参加するということはアメリカいいなりTPPとならざるをえないのです。


NHK・・・JA福井山田会長 TPP反対

TPP=環太平洋パートナーシップ協定をめぐる議論が大詰めを迎える中、JA福井県中央会の山田俊臣会長は、改めてTPPの交渉参加への反対を訴えました。
TPPは太平洋を囲む国の間で原則、すべての関税を撤廃し自由貿易を進めようというもので、野田総理大臣は10日にもTPPの交渉に参加するか表明する意向です。

JA福井県中央会の山田俊臣会長は9日、福井市内での定例会見で、「TPPに参加し米の関税が撤廃されると日本の米の価格が下がり農家のやる気もなくなる。アメリカやオーストラリアなどと比べると日本の農業は経営規模で負けてしまう。自分の国の農業は自分のところで守らないといけない」と述べて改めてTPPの交渉参加への反対を訴えました。そのうえで、政府が仮に交渉に参加することを表明した場合には、交渉の中で、日本の農業を守るための何らかの条件を付けるよう求めて全国のJAグループとも協力し、政府に働きかけていく考えを示しました。・・・・・・


山田会長とは先日懇談しましたが、実際、福井のコメ作りの9割は崩壊するのです。自分の家で食べる分だけをつくるということになるでしょう。
農家の問題であるとともに、安全な食糧確保、という国民全体の問題です。

山田会長が「期待」する「条件」というものは、仮にそういうものが考えられたとしても中長期的にみればアメリカによってひねりつぶされます。その時に気づいても、国民には遅すぎる結末となります。TPPには参加しない、という選択肢しかないのです。
強行するなら、国民に信を問わなくてはなりません。

敦賀市でTPP,原発問題などで懇談しました。おいしかったカニ鍋、ごちそうさまでした。

2011年11月09日 | Weblog
       昨日は、敦賀市で原発、TPP、共産党についての懇談会でした。

       会場のお宅に到着すると何人かの女性のみなさんがカニ鍋を調理中。まずは、腹ごしらえ、ということでおいしくいただきました。詩を書いていらっしゃる方や、日本画を描いていらっしゃる方だとか。

      その後、私と上原修一市議を囲んでの懇談会。

       わたしからは敦賀原発の増設問題が浮上した20数年前に敦賀市民のみなさんとともに増設の是非を問う住民投票条例制定の請求運動を取り組んだことなど、その後の20万人を超える県民の反対署名運動などの住民闘争があって、今日、世界最大級の敦賀原発3,4号機を完成させていない力になっています、とお話ししました。

また、TPPでは全国的な集会・行動が今日も取り組まれていることやTPPの問題点、民主党政権が政権交代に託した国民の期待を裏切っていることなどをお話ししました。

      みなさんからは、「共産党を伸ばすにはどうしたらいいのか」「敦賀に共産党市議は4人は必要だ」「TPPはいやだったら途中で抜けることはできないのか。福井は農業やっている人でも会社勤めが多い。会社はTPP賛成で、家に帰れば反対、ということか」「ほかの市会議員はなぜ原発にモノが言えないのか」などなどたくさんのご意見やご質問をいただきました。4時間ちかくの懇談となりました。ありがとうございました。



              ★


       NHK・・・・・TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡る政府・民主党内の議論が大詰めを迎えるなか、JAグループなどは、都内で6000人規模の集会を開き、TPPに参加すれば農業や医療などの分野に悪影響を与えるとして、交渉参加への反対を訴えました。

TPP交渉に参加するかどうかを巡って、民主党は、9日、党としての提言の取りまとめを目指していて、党内で議論が行われています。これを受けて、JAグループなどは、8日、都内で6000人規模の集会を開きました。

この中で、JA全中=全国農業協同組合中央会の萬歳章会長は「TPPが地域経済や食料の安定供給などに悪影響を与えることは明白なのに、政府・与党は、交渉参加に前のめりの姿勢を改めようとしない」と述べ、政府の対応を批判しました。

また、日本医師会の羽生田俊副会長は、TPP交渉に参加すれば保険診療と保険の利かない自由診療を組み合わせて治療する、いわゆる「混合診療」の全面的な解禁などが議論される懸念があることについて「TPP参加により、世界に誇るべき国民皆保険制度が崩壊してしまう可能性があり、TPPへの参加には強く反対する」と述べました。このあと集会では、TPP交渉への参加に反対する決議を採択し、政府に対し働きかけを続けていくことを確認しました。・・・・・・・



       福井県のJAなど農林漁業の関係者のみなさんも参加されたことでしょう。福井県内でも日本共産党はTPP反対を掲げて宣伝行動などをおこないました。
わたしは、敦賀市での懇談会に参加し、日本共産党の政策を配り、TPP反対を訴えました。

このような大きな国民の声を無視して、野田総理が消費税増税につづいて、対外的に公約することは許されません。



悪徳高利貸し夫婦のこわーい話。

2011年11月08日 | Weblog
昨日は、朝の街頭宣伝。西村たかじ市長予定候補、かねもと書記長とともに、冷たい雨の中で訴えました。西村さんの迫力ある演説に出勤途中の市役所職員も耳を傾けていましたね。がんばりましょう!
12月4日午後、市民福祉会館で演説会をおこないます。井上さとし参議院議員が応援に駆けつけます。
みなさん、手帳に日程を入れておいてくださいね。

  宣伝のあとは、生活相談、共産党の会議、原発問題の会議、諸団体の役員のみなさんと懇談日程の打ち合わせなどでした。
しかし、生活相談ではひどい話があるものです。

自営業のAさん。
福井市内のBという会社から仕事を請け負い、仕事。
しかし、代金がなかなか払われない。
そこで、B社の女性社長の夫が、「やりくりが大変ならカネを貸すよ」と。これが違法な高利。

仕事をした代金の支払いの場面。妻の社長が仕事代金として数百万の小切手をわたす。
そばにいた「高利貸」の夫が、貸し金の返済を、とその小切手を受け取る。
その際、仕事代金としての受領書は書いたが、借金返済の受け取りは書いてもらえなかったという。

その後、「まだ返済が終わっていない」とのいいがかりで厳しい取立てが・・・・。
結局、家まで競売に・・・・・・。

こんな話しがあっていいものか、と憤ります。
しかし、法律上は
・仕事の請負代金は払われている。受領書もB社にある。
・闇金融の証拠書類はいっさいない
・しかも、裁判所による競売も終わってしまっている・・・・・・

「もっと早く相談にきていただければ」と思います。


実は、共産党に相談にこられる方は、最後の最後に相談にこられる場合が少なくありません。
「おかしいな、困ったな」と思ったら、まずは身近な共産党事務所か、共産党議員にご連絡ください。

それにしても、悪徳高利貸しは許せませんなあ。


県会政調費で住民監査請求。西村たかじ事務所が開設。宮下奈都「誰かが足りない」

2011年11月07日 | Weblog
      産経・・・・市民オンブズ 県会政調費で住民監査請求
                     2011.11.5

 ■「領収書なしは不適切」

 市民オンブズマン福井は4日、平成22年度の県議会政務調査費に不適切な支出があったとし、県は約900万円の返還を求めるべきだとする住民監査請求を行った。特に旅費について、多くが交通機関や宿泊先の領収書を添付しなくてもよい「支払証明書」で処理されたことに問題があると指摘している。

 会派および旅費の多い県議(元職含む)の政調費の領収書などを閲覧し、政務調査とは認めがたい事案などを抽出した。

 監査請求書によると、県議5人が支払証明書で支出した計1375件の旅費は、全額返還させるべきだとした。

 オンブズマンによると、保守系の県議1人は支払証明書で592件の旅費を支出したが、1日で嶺北~嶺南を移動し、別の日には福井市-鯖江市間を何度も移動するなどし、目的も明確ではないと指摘している。

 また、ほかの保守系県議は全く同じ陳情目的で13回上京し、陳情の報告書には場所や時間が明確に記されていなかったという。

 オンブズマン側は、支払証明書は領収書がとれないなどの例外的な場合に適用されるべきだが、乱用がみられ、記載内容に正確さがないと指摘。調査対象が膨大で全員を調査し切れなかったとして、制度を抜本的に見直すよう求めている。

 このほか、自民党県政会が行った募金を求める意見広告やチラシなど約168万7千円は、政務調査ではないとした。

 監査委員事務局は60日以内にオンブズマンに結果を通知する。・・・・・・・・



        県議会の政務調査日と活動については、福井県議会でも以前から議論され、支出内容・領収書の公開などが一定すすみました。しかし、この記事にあるような「証拠書類」が不透明なものの改善なども今後求められます。

また、政務調査活動についても、私は以前も提案していますが、「会派、議員」の範疇だけではなく、議会全体としてテーマを決めておこなうなど、効果的な財政の使い方も必要だと提案してきました。

        県政を「監視・チェックする」という機能も県民から期待されている議会として、より突っ込んだ成果をだすことも求められるのではないでしょうか。



                  ★



       昨日は、福井市長選に出馬表明した西村たかじさんの事務所が開設されました。明道中学並びの日本共産党福井県委員会の1階です。お気軽にお立ち寄りください。また、ご要望などもお寄せください。

地域訪問でも、「いまの市政では停滞している。ぜひ頑張って変えてほしい」などの声が寄せられました。

 

       福井市在住の作家、宮下奈都さんの新刊「誰かが足りない」(双葉社)を勝木で買って読みました。

童話のオムニバスという印象で、1篇1篇が心にしみました。いま、模索している若者たちに、また、疲れたおじさんたちに、読んでもらいたい作品ですね。


福井市旭地域で懇談会。大阪市長選、橋下独裁阻止へ共同

2011年11月06日 | Weblog
       昨日は、福井市旭地域での懇談会で鈴木市議ととともに原発問題での日本共産党の政策などをお話ししました。また、市長選に出馬表明した西村たかじ元市議があいさつされました。
      みなさんからは、「こういう会に初めて参加した。新幹線は問題が多いが、行政の宣伝ばかりで問題点が市民に知らされていない。もっと共産党ががんばってほしい」「福井も原発があるので心配だ。福井市内での日々の放射線の測定はどのようにやられているのか」などご意見が寄せられました。参加されたみなさん、ありがとうございました。


私たちが原発問題や新幹線問題で、みなさんのところに出かけてお話しする懇談会を福井市内各地で開催中です。

「うちの町内・グループでも話が聞きたい」という方はお気軽にお問合せください。

さとう正雄メール  mmasao.sato@gmail.com




                ★

       赤旗・・・・・大阪市長選 独裁阻止 共同へ全力   渡司氏が会見で表明


      5日夜、大阪市長選(13日告示、27日投票)への立候補辞退を明らかにした渡司考一氏は、記者会見で次のように語りました。
               ◇

大阪からファシズムの台頭を許してはならないという大阪市民のみならず全国の声を生かすにはこれしかないとの結論に至り、この決断が独裁政治を阻止し、要求実現への道を切り開いていくための現時点で最善の判断だと確信します。

 少なくとも平松氏は「維新の会」の独裁的なやり方を批判し、大阪市の税金を「むしり取る」「大阪都」構想や教育基本条例案に反対の態度を明らかにしています。平松氏が今後ともこうした立場を堅持することを願い、今回選挙では独自の立場から支援します。

 橋下徹前知事は「一人の指揮官」で何でもやりたい放題の「大阪都」をつくり、憲法をじゅうりんし、教育に政治介入し、子どもと教職員に強制を持ち込む教育基本条例案を最大の焦点とし、橋下・「維新の会」による独裁政治をつくりあげると宣言しています。

 こうした橋下・「維新の会」のファッショ・独裁の本性が見抜かれ始め、これまでの政治的立場の違いを超えて、「大阪は独裁・橋下知事に屈しない」との声が広がっています。

 私は、大阪を日本の民主主義を脅かす反動独裁政治の拠点にする企てを阻止しようと決意しています。橋下・「維新の会」のファッショ的な独裁政治を許さない府民の広範な共同を党派の垣根を超えてつくり上げるために全力を尽くします。・・・・・・・



       渡司さんは先日、梅田知事候補とともに福井の原発調査にこられ、明通寺で中嶌哲演住職とともに私もお話しさせていただきました。

今回の重大なご決意が実られますように、橋下独裁政治を阻止されることを心から願っています。

そして、季節の良い時に、福井へ釣りを楽しみに来てください。






福井県立大学の教員評価の点数化・研究費再配分は慎重に。またしても県職員の給与引下げか。

2011年11月05日 | Weblog
    昨日は、福井県への医療生協の要望活動に同席、共産党の会議、北陸新幹線を考える会の会議、福井県立大学の吉田理事長との懇談などでした。


     福井県立大学内で教員評価を点数化して研究費に格差をつける「新しい評価システム」が検討されているということで、教員には評判が悪いようです。この問題で吉田理事長と意見交換しました。
吉田理事長の話では、「教育、研究、地域貢献について客観的に評価し数値化する。給与に手をつけるのではなく、手当てとしての研究費はやる気のある人にまわす仕組みにしたい」とのことでした。

     しかし、経済、看護福祉、生物資源、海洋生物資源の4つの学部と、学術教養センター、地域経済研究所があるわけで、いわゆる特許申請や企業との共同研究をできる研究者と、そうではない基礎学問的な研究者もいるでしょう。いっしょくたにした評価システムには無理も生じてくるのではないでしょうか。

     県立大学は来年で開学20年を迎えるそうです。教員間がぎすぎすしてくるのでは、学生の教育に悪影響となりかねません。
学生にとって、どういう教育プログラムが必要なのか、ということを最重点に考えていただきたいと思いますね。


                   ★


      福井テレビ・・・・・・職員給与“引き下げ”勧告~県人事委が3年連続で

      県人事委員会は4日、県職員の今年度の平均年収を約1万8000円、率にして0.29%引き下げるよう知事に勧告しました。引き下げの勧告は、3年連続です。
勧告は、民間企業との格差を是正するため毎年行っています。今年4月の給与を県内企業と比較したところ、40代から50代を中心に県職員の給与が民間を上回っていました。

格差是正のため、県人事委員会は、県職員の約6割を対象に月収を引き下げ、平均年収は去年と比べて0.29%、約1万8000円減らすよう勧告しました。

月給の引き下げは3年連続です。

県は「内容を尊重し適切に対処したい」として、必要な条例改正案を12月議会に提案する方針です。・・・・・・・



マタデスカ・・・・・・・

キュウヨ は下がる

ネンキン も下がる

ゼイキン  は上がる

ホケンリョウ も上がる

フ       のスパイラル。

もっともらしく理屈をつけているが、日本には負担の増えない輩もいる。

ゴマカサレナイ ぞ。

12月議会に提案・・・・・・

シッカリシヨウ  福井県議会議員。

カスカナ   期待もある

自民党議員が叫んだ 
「コレイジョウ ケンショクイン ノ キュウヨ サゲル ノハ モンダイダ!」

タブン 県議会議事録 にも残っているでしょう

ジミン が反対なら キュウヨ 引下げ条例案は 否決ですね。

ワタシモ お手伝いします。

STOP! 負の スパイラル。