ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第11回・久米田とんとん亭

2015-02-22 11:13:32 | 久米田とんとん亭

第11回・この青の高座も見慣れてきましたな。


良かったですな、銀瓶さんの「立ち切れ」、最高でおました。

二日続けて、ご近所での落語会。


一、笑福亭銀瓶・・・・・・・・・「子ほめ」

よろしいな、実力派が演じる、前座噺。

あちらこちら、ハナシを端折りながらも、おもしろさは満開。

とんとん亭では、いつも大ネタ、一席でしたが、
この様な、軽いネタも、是非、銀瓶さんで聴いてみたいもんでおます。


二、三遊亭小笑・・・・・・・・・「転失気

まるで、末廣か鈴本に飛び込んだ時に、聞こえてくる様な噺っぷり。

「大阪のお客さんは恐い」って、冗談で言っていると思いきや、
まあ、ご両親は鹿児島鹿屋から来られているし、
そのままアウェイの緊張感がこちらまで、伝わってくる。

でも、最後の方はエンジンガ掛かってきたと思うと、オチに。

そう思うと最初の掴みというか、マクラって大事なんですな。


三、笑福亭由瓶・・・・・・・・・「つぼ算」

こちらは、ちゃっかりしている姪っ子のマクラは、おもしろかったが、
噺に入ると、なぜか不完全燃焼・・・・・。

つまり、3円で、6円の二荷入りを買うのに、番頭やなしに
客の私たちを騙し切れてないんでしょうな。

大爆笑、「これがこっちの思う壺」と、由瓶さん、頼んまっせ。


四、笑福亭銀瓶・・・・・・・・・「立ち切れ線香」

久々の感動、良い噺、聴かせてもらいました。

おおネタ、じっくり45分。

若旦那が、親戚の席ヘ乗込んでの、啖呵。

それを諌める、番頭の迫力、重み。

蔵から出てからの、若旦那と番頭のお互いへの気遣い。

そして、女将の若旦那ヘのわだかまりと氷解。

どこをとっても、最高。


事情が解り、小糸も許してくれての三味線の音。、

地唄の「雪」・・・・奥から聞こえる音が

まるで、天国から聞こえるようで・・噺にピッタリ。


実は、銀瓶さんとの初めての出会いは、8年前の無学でのこの「立ち切れ線香」。

あれから8年、円熟味の増した、

銀瓶さんのやる、「立ち切れ線香」・・・誰よりも最高でおますな。



「第11回久米田とんとん亭〜東西落語会」
2015年2月22日(日)午後5:30開演
岸和田市・久米田大町会館

一、笑福亭銀瓶・・・・・・・・・「子ほめ」、
二、三遊亭小笑・・・・・・・・・「転失気」、
三、笑福亭由瓶・・・・・・・・・「つぼ算」
〜仲入〜
四、笑福亭銀瓶・・・・・・・・・「立ち切れ線香」



終演後、挨拶に、岸和田の市長が・・・・。


恒例のくじ引き、今回はご三人さんの色紙だけではなく、
小笑さんのお父さんが鹿児島から持って来られた、焼酎三本もプレゼント。



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