西中国山地の高山の紅葉は稜線部を滑り落ちて三段峡辺りまで下ってきました。盛りの紅葉の森は素晴らしものですが、葉を幾分落として身軽になった晩秋の森にもまた捨てがたい魅力があります。この日はそんな行く秋を惜しむように晩秋の風情を一瞬押し留めている台所原の森を歩いてきました。〔11月2日(金)〕
↓ 先ずは牛小屋高原から立山尾根ルートで恐羅漢山(1,346.4m)に登りました。山頂部の森はすっかり葉を落としており、微かにマユミ(ニシキギ科ニシキギ属)の実が枯木の間で輝いていました。
↓ 静かな恐羅漢山山頂です。それまで晴れていた空が俄かに曇ってきてしまいました。
↓ 恐羅漢山々頂近くの「台所原分れ」から台所原へと下りました。
↓ 台所原へと下る恐羅漢山の西斜面の上部の森はすっかり葉を落としていました。
↓ それでも下って行く程に葉の残ったブナの美林が現れてきました。
↓ 少しばかり葉の残ったブナ林の向こう側に色鮮やかな台所原の美林が透けて見えてきました!
↓ 行く秋の風情が色濃い恐羅漢山西面の森です。この景観を見ることがこの日の第一目的でした!
↓ まだ多くの樹々が葉を留めて錦色を発色する森の一角もありました。
↓ 麗しの台所原へと悠久の森を下り行きました!
↓ 美林を眺めながら下って行きます。足元は樹の根の上に落ち葉が積もって滑り易く要注意でした!
↓ この森の最大の魅力であるブナの古木、巨木の間を縫って下って行きました。
↓ いよいよ台所原へと下ってきたようです!
↓ 笹に覆われた台地に紅葉した樹々の森が広がっていました。
↓ 晩秋の台所原です。こんな森を歩きたくてここまでやって来ました。
↓ 台所原の主の古ミズナラです。台所原の真中に立っており、この樹の足元で登山道が四方に分岐します。
↓ まだ瑞々しさが残った台所原の森です。
↓ 台所原を出るとススキの繁った台所原平に出ました。ここでランチタイムを取ることにしました。