この時期には一度行ってみたくなる帝釈峡(広島県庄原市東城町)に今年も行ってきました。渓谷は新緑の盛りで、花のシーズンのピークは過ぎていましたが、それでもいくつかの貴重な花々にも出会え、まだまだ人影疎らな中でゆっくりと初夏の渓谷の散策を楽しめました。〔6月3日(金)〕
↓ この日は上帝釈からかもじ橋までの間をのんびりとピストンしました。上帝釈の駐車場から渓谷に入ると早速にグリーンシャワーを浴びることとなりました。
↓ 樹々の中に設けられた東屋。緑陰に腰を下ろせば心地良い風に頬を撫でられました。
↓ 朝の光に満ちた渓谷の緑の森が渓流に見事に映り込みます!
↓ カルストの灰白色の岩壁も今は生き生きとした緑の樹々に覆われています。
↓ 天然記念物の「雄橋」です。帝釈峡観光の目玉的な存在です。
↓ こちらは「唐門」。鍾乳洞の天井部が崩れ落ちて、その入口だけが天然橋となって残ったものと言われています。
↓ 渓流中随一の断魚渓の景観です。昨年はここにアングラーの姿がありましたが、この日は無人の渓流でした。
↓ 渓谷で出会った花々をいくつかピックアップします。先ずはサワルリソウ(ムラサキ科サワルリソウ属)です。
↓ ムラサキサギゴケ(ハエドクソウ科サギゴケ属)がまだ残っていました。
↓ ミヤマヨメナ(キク科シオン属)もなかり残っていました。
↓ 森の中にバイカウツギ(アジサイ科バイカウツギ属)の元気な姿がありました。
↓ 渓流に突き出した樹の葉の上で、ハグロトンボが羽を休めていました。
↓ ウリノキ(ミズキ科ウリノキ属)が花をつけていました。
↓ 今年もサンハイラン(ラン科サンハイラン属)に出会えました。