以前紹介した歴史検定ですが、勉強していくうちにだいぶ受ける気になってきました。
世界史の方を受けるつもりですが、なんせ範囲が広い…
高校時代の教科書を引っ張り出してきて一から始めました。
考えてみると、高校時代は教科書をほとんど読みませんでした。
授業中に先生からもらった穴埋め式のプリントを中心に勉強していましたね。
要点が完璧なまでにまとまっていたので、自分でノートを作る必要がないくらいでした。
しかし受験期にあれだけ頑張ってやったのに、今ほとんど覚えていないのはなぜか?
これはずっと疑問だったんですが、教科書を熟読するようになってその理由もわかってきました。
当時は知らず知らずのうちに、一つ一つの語句をひたすら暗記するだけになってしまっていたようです。
ですから、今あらためて勉強してみると語句はそれなりに覚えているんですが、
つながりが全く見えてこないのです。これは大問題です。
教科書はひたすら文章が続いているので、語句を暗記するのにはあまり適していません。
しかし歴史の「流れ」あるいは「つながり」というものは、
細かい語句を覚える以前にしっかりと押さえておかなくてはいけない要素であり、
それをつかむには教科書を読むのが一番のようです。
自分にはそこが欠けていたんだと気づきました。
思い返してみると、世界史の先生は「まず教科書をしっかり読んで大きな流れをつかんで下さい。
それからプリントで細かいところを詰めていって下さい。」
とおっしゃっていました。
にも関わらず自分はテストで点を取ることばかり考えて、前者をおろそかにしていた気がします…
結局はその場しのぎで、本当の勉強にはなっていなかったのかなぁと今になって痛感します。
教科書をじっくり読んでみると、本当に面白いように歴史の流れが頭に入ってきます。
今は英仏の百年戦争のあたりを読んでいますが、
これを機に両国が封建社会から中央集権国家へと移行していったこと、
そしてそれが強大な帝国の形成につながっていったことがよくわかります。
○○王と△△王が争って、何年に□□王が後を継いで…
なんてことはそれを理解してからの話なんですよね。
ただ受験はやはり何点取ってナンボの世界なので、ある意味仕方ないのかも知れません。
僕は理系だったので世界史はセンター試験だけでしたから、
なおさら語句や年号の暗記に終始してしまったんでしょうね…
ずいぶんとわかったようなことを書いてしまいましたが(汗)、
以前よりも歴史を学ぶことが楽しくなったのは確かです。
歴史検定を受けるのはまだ早い気もしてきましたが、
とりあえず出来るところまではやってみようと思います。
ずいぶん長くなりましたが、これにて。