読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

第86回箱根大学駅伝

2010年01月03日 | その他

東洋大総合優勝・大方の予想通り
  箱根駅伝が終わった。結果は東洋大の総合優勝。しかも連続優勝。選手層の
 厚さと、「柏原」という「やまのぼり」の切り札選手が健在なので、他校は予想を覆
 すことができなかった。
  吾輩は走らないが、弟や甥っ子は中学や高校時代に長距離で鳴らした時期も
 あったとかで、もしかしたらその血は吾輩にも流れているか・・・。水彩画仲間の
 H氏はちょっとしたランナーで、名のあるレースは欠かさずエントリーしており、こ
 としの「東京マラソン」にも当選したので、多分今頃は調整に余念がないはず…。
  
  今年の「箱根駅伝」は、途中棄権となるような身体不調もなく、割と平穏なレー
 ス展開だったのかもしれない。ただシード権争いは熾烈で、かつての優勝校も予
 選から上がってきた大学に抜かれタジタジの場面が幾度もあった。気の毒では
 あるが結果がすべて。

  現役リタイア後、東海道を皮切りに幕府五街道を歩いて以来、正月は「箱根
 伝」観戦が欠かせなくなった。小田原から元箱根までのコースは街道とはいささ
 か異なるが、概ね街道筋と駅伝コースが重なるため、苦労した道中の沿道風景
 がレース中登場することもあって興味がいや増す次第。
  わが母校「中央大」は今年も4位。復路で頑張って、一時2位に迫る勢いであっ
 たが、選手層の薄さから追い上げが利かなかった。
  中央大はかつて箱根駅伝の王者で、1926年(大正15年)の初優勝を皮切り
 に14回の優勝を果たした。とりわけ圧巻なのは昭和34年(1959年)からの6連
 覇である。その後1996年(平成8年)の優勝以来優勝からは遠ざかっている。
 やはり力のある選手を多く抱えていないと、200キロを超える10区のコースを
 巧みに走り抜けることは難しいのだろう。

  今や「箱根駅伝」はお正月の風物詩の一つである。キリン一番搾りなんぞを片
 手に、炬燵でぬくぬくとTV観戦するのも気楽でいいけれども、一度沿道か大手町
 のゴール辺りで生の熱気に触れることも大事かもしれない。
  身長175センチで46キロというスリムな選手が走っていた。多分骨と筋肉だけなのだ
 ろう。長い脚ですいすいと箱根道を下っていく姿を見ていて、惰弱な己れの姿を
 顧み、反省することしきりであった(その時だけ)。

     
     地生えの万両       狂い咲きの海棠      山茶花         にほい水仙

 (以上この項終わり)

コメント
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