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ディファイアンス

2010年04月11日 | こんな映画見ました~(洋画)
『ディファイアンス』
---DEFIANCE---
2008年(アメリカ)

監督:エドワード・ズウィック
出演: ダニエル・クレイグ、リーヴ・シュレイバー、ジェイミー・ベル、ジョージ・マッケイ、アレクサ・ダヴァロス


1941年、ドイツ軍に侵攻され、ナチス親衛隊と地元警察によってユダヤ人狩りが始まったベラルーシ。
両親を殺されたトゥヴィア( ダニエル・クレイグ)、ズシュ(リーヴ・シュレイバー)、アザエル( ジェイミー・ベル)のビエルスキ兄弟は森の中へ逃げ込み、生きる手立てを模索していた。
すると彼らの周りにはやがて、逃げ惑っていた同胞のユダヤ人が次々に合流してくるのだった。
またそんな中、トゥヴィアは両親を殺した犯人を突き止め、復讐を果たす。
日に日にユダヤ人が集まり、食料や武器を調達しながら共同体を築いていくトゥヴィアたち。
やがて、彼らは“ビエルスキ・パルチザン(民衆による非正規軍)”を名乗り、銃を手にドイツ軍への抵抗を始めるのだが…。
(allcinemaより)


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戦うユダヤ人の話は今まであまり見たことがありませんでした。
最終的には1200人もの人々が森で生活し、森の中で一つの社会が出来ていたのです。
トゥヴィア・ビエルスキとズシュ・ビエルスキは戦後アメリカに移住し、事業を興し幸せに暮らしたという、事実のお話だったのですね。

ダニエルがこの役をとても真実味のある演技で良かったです。
トゥヴィア(ダニエル)は初めからブループを先導するつもりはなく、自分たち兄弟が生き延びるために森に入っていったのですが、そこに逃げ込んだ同胞を見捨てることが出来ず、次第にグループが大きくなっていったのです。

ビエルスキ4兄弟がその大きく膨れたグループを引っ張っていく中で、それぞれに
成長していきます。手を取り合ったり、反発して殴りあったりと、人として生きることの葛藤を私たちに充分に見せてくれます。

長兄のトゥヴィア、次兄のズシュのやり取りは、一つ一つが人間らしく生きるためには?ということを観客に投げかけているように感じました。
白い馬にまたがるトゥヴィアはかっこ良かったです!
その愛馬を食料にしなければならなかった厳しい現実・・・。

世間には知られていなかったという事実は、まだまだ多くあるのでしょうね。。。

 
 



コメント (2)
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