若い二人を連れて久々に奈良公園を歩きました。
他の地方から親戚・知人・友人などが来ると、まずご希望を聞いて奈良公園エリア、平城宮エリア
西の京エリア、斑鳩エリア、飛鳥・藤原京エリア、室生エリア、吉野エリアなどいろいろと案内させ
てもらいます。
今回は奈良公園エリアとの希望だったのと初めての奈良と言うこと、4時間
半でランチ付きとのリクエスト。
コチラも足の踵の具合が不安なので、とりあえず「奈良公園へ行ってきた」と
他の人との話が合わせられる程度のコースを想定しました。
近鉄・奈良駅からぐるっとバスを利用して手向山八幡宮・二月堂前を経て
若草山麓経由で春日大社へ。
これが100円で奈良県民も奈良市民も滅多に通らない名所をバス目線で見れるのだから
便利で楽で安上がり。
春日大社はこの時期の藤と、万灯篭で知られる数多くの灯篭が有名。
もちろん神社ですから拝殿も美しく、境内の銘木;砂ずりの藤も。
昨日の子供の日には境内の万葉植物園の中央にある池の水面に設置された浮舞台で、奈良時代より絶えることなく伝承されてきた「管絃」および「舞楽」の数々が奉納されたりして、かなり
の人で混雑したようでしたが、一夜明けて参拝客もさほど多くなくバッチリでした。
春日大社を後にして公園を鹿と触れ合いながら新公会堂へ。
こちらは若草山を背景にした広大な日本庭園を散策。 ツツジがとても美しかったです。
遊歩道として道のようになっているところを通らずに鹿のフンがコロコロ
転がっている芝を踏みしめながら、藤棚もほぼ一直線に南大門へ。
このあたりまで来ると外国人観光客のワケの分からない言葉で
語学力の無さを思い知らされながら口数も減ってきます。
大仏殿への回廊の入り口を入り中門を背にして正面に立つと小さなことはすぅっと忘れて
金堂へ吸い込まれる気がしてくる。
この中では人々がぎっしりで柱くぐりの順番待ちもお堂の端から端まであって最低30分待ちに
驚かされました。
正倉院を周ったところでチョッピリ遅れてのランチを【かぐや姫御膳】にしました。
その後は北円堂・南円堂の秘仏公開中の興福寺へ。
最低限国宝館の阿修羅像なとは見て帰ってもらわなければ実も蓋もないと言うことで
素直に周ってもらいました。
それから猿沢の池へ降りて采女(うねめ)祭やバサラ祭りの説明を。ここの枝垂柳が数年前から徐々に枯れ始めて、コチラも大変なのだ
そうだ。
枯れ始めた原因を探っているそうだがどうも地下水の流れが変わった
とも言われるようです。
そうしながら、お土産のチョイスで時間調節を東向き通りでさせてもらって
幾つかを購入してタイムリミットぴたり!!
1万3千歩のプチ観光を終えました。